世界ツアーのスタートとなった待望の来日ツアーは、追加公演含め即完となり、感動的なパフォーマンスでファンを虜にした話題沸騰中のシンガー・ソングライター、ブルーノ・メジャーが、最新アルバム『Columbo』より、収録曲「18」のミュージックビデオを新たに公開した。

Bruno Major - 18 (Official Video)


「18」は、2人の愛する人を自殺で失ったブルーノの心境を痛烈に表現している。ブルーノは「私はあなたの倍の年齢になった」と歌う。テス・ラフィアが監督したミュージック・ビデオは、雪に覆われたミニマルな雰囲気の中で感傷的な歌詞を表現している。ブルーノは松林の中で、空が黄昏から日の出へと変わっていく様子を回想している。

現在までに15億以上の総ストリーミング数を誇り、ビリー・アイリッシュやBTS、サム・スミス、ショーン・メンデス、チャーリー・プース、ヘイリー・ビーバーらも賛辞を送るシンガー・ソングライター、ブルーノ・メジャー。「18」が収録されたアルバム『Columbo』は、2020年の『To Let a Good Thing Die』以来となる最新作。華やかなピアノのイントロと、スネアのないクリーンなドラムパターンとギターの透き通った音色が、ニール・ヤングの「Out on the Weekend」を連想させる「The Show Must Go On」で幕を開ける。続く「Tell Her」では、とろけるようなR&Bを聴かせ、アルバム後半の「Tears in Rain」は亡き祖母に捧げられている。アルバムを締めくくる「The End」は、敬愛するクイーンからの影響を感じさせ、何よりブライアン・メイを思い起こさせる、ギター・ソロが素晴らしい。『Columbo』は、ブルーノ・メジャーにとって、最も完成度が高く、完璧に自身のアーティスト性を表現することのできた作品だと言えるだろう。

COVID-19のパンデミックによるロックダウン中に取り掛かった本作からは、創作活動を奪われ、自問自答を繰り返していた彼が、渡航制限の解除後すぐにロサンゼルスに渡り、愛車"コロンボ"と共に自由を手に入れた天才ソングライターの姿が見事に描き出されている。ランディ・ニューマンやポール・サイモン、エリオット・スミスといったアメリカの音楽や、エルトン・ジョンやピンク・フロイド、クイーンといった1970年代ブリティッシュミュージックの影響が美しく混ざり合い、現行R&B〜ネオソウルの要素も取り入れた見事な楽曲群は、ソングライターとしてのさらなる進化を証明し、混沌の中から紡ぎ出された美しさが聴く者すべてを一瞬で虜にする。

ビタースウィートかつロマンティシズムに溢れたソングライティングで、驚くほど軽やかに届けられた珠玉の名曲。ブルーノ・メジャーの新章の幕開けとなった東京公演のライブレポを公開!
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=13591