JOHN CALE / ヴェルヴェット・アンダーグラウンドへと続く道を拓き、パティ・スミスやストゥージズをプロデュースし、半世紀にわたって続くパンク、ポストパンク、アートロックの枠組みを作った永遠の開拓者、ジョン・ケイル。6月14日発売の最新アルバム『POPtical Illusion』より新曲「Shark-Shark」を公開!
2024.05.09
JOHN CALE / ヴェルヴェット・アンダーグラウンドへと続く道を拓き、パティ・スミスやストゥージズをプロデュースし、半世紀にわたって続くパンク、ポストパンク、アートロックの枠組みを作った永遠の開拓者、ジョン・ケイル。6月14日発売の最新アルバム『POPtical Illusion』より新曲「Shark-Shark」を公開!
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「How We See The Light」(先行シングル) は、ケイルが人生と過ぎゆく時を見つめ直す曲だが、ここではより優しく、より切ない眼差しで、浮遊感のあるピアノのコードとドリーミーなメロディーは、1990年のブライアン・イーノとの共作『Wrong Way Up』を思い起こさせる。
- Mojo
ケイルの奇妙な語法と荘厳な語り口は、その歌詞を一瞬で歴史に残るクラシックなものに感じさせる。彼の言葉は、普遍的であると同時に時間の概念の外にある奇妙な空間に浮かんでいる。
- The FADER
アルバム発表に合わせて解禁されたリード曲「How We See The Light」に続く「Shark-Shark」は、少々威嚇的でありながらも、聴き心地の良いダンス・トラックだ。パンチのあるドラム・マシンを駆使したインダストリアルなビートを、様々なバージョンのケイルの声が切り裂き、最後はパンクの時代にケイルが弾いたかのような、攻撃的なギター・ソロで締め括られる。ミュージックビデオは、映像作家のアビゲイル・ポートナーが務めている。
John Cale - Shark-Shark
純粋に気分で曲を書くこともある。「Shark-Shark」には2つのヴァージョンがあり、どちらも音楽にユーモアを見出すためのものだ。 現実の世界はToo Muchだと感じるとき、時にはニヤリと笑顔を浮かべることが最高に気晴らしになる。監督を務めたアビーとチームがどうやって撮影したものを完成させたかわからない。"不真面目 "であることは、とても楽しいことだったよ。
- John Cale
「How We See The Light」(先行シングル) は、ケイルが人生と過ぎゆく時を見つめ直す曲だが、ここではより優しく、より切ない眼差しで、浮遊感のあるピアノのコードとドリーミーなメロディーは、1990年のブライアン・イーノとの共作『Wrong Way Up』を思い起こさせる。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのオリジナル・メンバーで、音楽史において、サウンドとカルチャーの両面で巨大な変革をもたらし、今もなお時代の先端を行く伝説的ミュージシャン、ジョン・ケイルが、6月14日リリースの最新アルバム『POPtical Illusion』から、ニュー・シングル「Shark-Shark」をミュージックビデオと共に公開した。- Mojo
ケイルの奇妙な語法と荘厳な語り口は、その歌詞を一瞬で歴史に残るクラシックなものに感じさせる。彼の言葉は、普遍的であると同時に時間の概念の外にある奇妙な空間に浮かんでいる。
- The FADER
アルバム発表に合わせて解禁されたリード曲「How We See The Light」に続く「Shark-Shark」は、少々威嚇的でありながらも、聴き心地の良いダンス・トラックだ。パンチのあるドラム・マシンを駆使したインダストリアルなビートを、様々なバージョンのケイルの声が切り裂き、最後はパンクの時代にケイルが弾いたかのような、攻撃的なギター・ソロで締め括られる。ミュージックビデオは、映像作家のアビゲイル・ポートナーが務めている。
John Cale - Shark-Shark
純粋に気分で曲を書くこともある。「Shark-Shark」には2つのヴァージョンがあり、どちらも音楽にユーモアを見出すためのものだ。 現実の世界はToo Muchだと感じるとき、時にはニヤリと笑顔を浮かべることが最高に気晴らしになる。監督を務めたアビーとチームがどうやって撮影したものを完成させたかわからない。"不真面目 "であることは、とても楽しいことだったよ。
- John Cale
この曲を初めて聴いたとき、最初に印象に残ったのは、穏やかなカオスの雰囲気だった。危険なものではなく、お泊りパーティーや80年代のコメディで起こるような遊び心のあるカオスだ。去年の夏、ジョンと一緒にオスロに行ったとき、国立博物館で胸像が並んだホールに立っているバンドの写真を何枚も撮った。そこから、この曲の持つカオスが、彫刻に命が吹き込まれ、すべてのルールを破っているとしたらどうだろうというアイデアが頭に浮かんだ。国立博物館や白鳥の湖のようなものを、芸術そのものがひっくり返してしまうというコンセプトは、この曲にぴったりだと思った。
- Abigail Portner
その遊び心あふれるタイトルに騙されることなかれ。彼は自分勝手な資本主義者と悔悟の念のない詐欺師たちがこの世界の驚異と人々の善性を意図的に破壊してきたことに対して、激しく怒り続けている。『POPtical Illusion』は、アニマル・コレクティヴ、シルヴァン・エッソ、ローレル・ヘイロー、テイ・シ、アクトレスら豪華ゲストが参加し、探究心と猛烈さを併せ持って絶賛された2023年の前作『Mercy』からわずか一年と少しで完成した。しかし本作は『Mercy II』でも、没曲を集めたものでもない。事実、60年以上に及ぶキャリアを通じて、ケイルが同じことを繰り返した例はない。彼の時代を切り拓く熱意は、恍惚的古典主義と自由なロック、伝統的な作曲法と堂々たる不穏さを備えた電子音楽の再構築の間を移り変わってきた。そして『POPtical Illusion』では、シンセサイザーやサンプリング、オルガンやピアノの迷路にほぼひとりで潜り込み、渦巻く希望のような、それでもまだ変化は可能だという賢明な主張のような言葉を伝えている。ケイルにとって長年の創作上のパートナーであるニタ・スコットがロサンゼルスのスタジオでプロデュースした『Poptical Illusion』は、怒りとその理由を決して無視することなく、しかし未来に向かおうとしている人物の作品だ。
ジョン・ケイルはその輝かしいキャリアを通して時代の先端を切り拓き続けている。彼が『Sun Blindness Music』で取り入れた当時最先端のドローンは、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドへの道を拓いた。パティ・スミスやストゥージズのプロデュースは言うまでもなく、『Fear』や『Slow Dazzle』の熱狂的なロックは、その後に続くパンク、ポストパンク、アートロックの半世紀の枠組みを作った。そして、ロックにおいて電子音響がギミック以上のものになり得ることを示す彼の好奇心は、無数の重要なシーンにインスピレーションを与えた。ケイルは『POPtical Illusion』で、ふたたびこの時代のミュージシャンとして立ちあがる。彼は昨今の歴史の組織化された大混乱を見て、うんざりして眉をひそめ、それから未来に向かって踵を返す。たとえ彼が、我々と同様、そこで何を見つけるのか、または自分が何者になるのかわかっていなくても。彼はただ喜んで前に進んでいるのだ。
ジョン・ケイル最新アルバム『POPtical Illusion』は、CDと2枚組LP、デジタル/ストリーミング配信で6月14日に世界同時リリース。国内盤CDには、歌詞対訳付きの解説書が封入され、ボーナストラックが2曲追加収録される。LPは通常盤(ブラック・ヴァイナル)に加え、限定盤(ネオン・オレンジ・ヴァイナル)の2形態で発売される。