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ライブセットとDJセットのハイブリッドのようなめくるめく構成に酔いしれた夜!フライング・ロータスSONIC MANIA 2023での最新ライブレポートが公開!

2023.08.22

ライブセットとDJセットのハイブリッドのようなめくるめく構成に酔いしれた夜!フライング・ロータスSONIC MANIA 2023での最新ライブレポートが公開!

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ライブセットとDJセットのハイブリッドのようなめくるめく構成に酔いしれた夜!フライング・ロータスSONIC MANIA 2023での最新ライブレポートが公開!

Flying Lotus 2023/8/18 @Sonic Mania

2019年の3Dライブを始め、来日公演ごとに私たちを驚かせてきたフライローが、コロナ禍とその期間に発表したアルバム『Yasuke』を経てどんなオーディオ+ビジュアル体験を披露してくれるのか。期待とともに待機しているマウンテンステージには、神殿のようなブースがそびえ立っている。荘厳な音の壁の奥、かすかに聞こえてくるメロディ、『ツイン・ピークス』のリミックスでショーの幕が上がった。2017年に発表されたこのバージョンを皮切りに、その後『Flamagra』ではデヴィッド・リンチ監督本人とのコラボレーションも実現させた彼だが、今回の選曲には、主題歌を歌った2022年6月に亡くなったジュリー・クルーズへの追悼の意味も込められているに違いない。

ブースにもステージ後方のスクリーンとリンクする映像が投影され、それらがシームレスに繋がり、サイケデリックな映像が大迫力で飛び込んでくる演出が重厚なサウンドと見事に融合していて、極彩色のイメージから、アニメーション、フラクタル模様まで、ビートとリンクして縦横無尽にビジュアルが展開される。前半はオープニングの『ツイン・ピークス』からリンクするように、シネマティックなサウンドトラック的ムードが色濃い。とりわけ心地よかったのは「The Room」。昨年リリースされた、Devin Tracyのファルセットが映える狂おしいほどソウルフルなR&Bトラックで、ここから「Black Balloons Reprise」への繋ぎをライブで味わえたのは格別。ブレイクビーツ、ラップ、電子音楽を交錯させ宇宙的規模のグルーヴを紡いでいくなかで、ファンカデリック「(Not Just) Knee Deep」を挿入したりと、ファンク注入にも余念がない。

ディープハウス名曲のWindows「Life Knocked Me」をプレイしながら「トウキョウ!」とフロアを煽ったのち、ちょうど折り返し地点、フライローはビートを止め、「前回日本に来たのはパンデミックの前、ロックダウンの直前だった」と振り返り、「俺はほんとうに日本が大好きなんだ」と日本への思いを告白する。「踊り続けたいか!?」という掛け声にオーディエンスからも凄まじいレスポンスが起こると、ここからはハウス仕様が更に高まる。Angelo Ferreri & Moon Rocket「From: Disco To: Disco」のようなディスコハウスやThe Dangerfeel Newbies「What Am I Here For?」といったシカゴハウス、「The Only Way Out」のようなフリーキーなゲットーテック系を経て、自身の「Zodiac Shit」に戻ってく流れが心憎い。

そして、膨れ上がったオーディエンスの前に「Getting There」の優美なイントロが鳴り響くと、悲鳴にも似た歓声が巻き起こり、先程同じステージに登場したばかりのサンダーキャットを招き入れる。分厚いビートが地鳴りのように響き、フライローが鳴らすビートにサンダーキャットがメロディアスなベースラインを重ねていく。やはりこのコンビの相性は筆舌に尽くしがたい。「Black Gold」では、天にものぼるようなメロディと勇壮なプロダクションと、アニメの主題歌に革命を起こしたと言っても過言ではないこのナンバーを日本のオーディエンスにリアルでお披露目できたことに満足げだ。立て続けに、サンダーキャットのナンバー「Dragonball Durag」へ。スクリーンにはコミカルなMVの映像が映され、サウンドのかっこよさとのギャップがなんとも微笑ましい。さらに「これがクラシックだ!」というふたりの掛け声のあと、「Them Changes」。このあたりに差し掛かると、ふたりが企画するホームパーティーに招かれたかのような親密さが巨大な空間を包む。サンダーキャップのソウルフルなベース&ヴォーカルと、それに合わせてビートを抜き差しするフライローとの丁々発止のやり取りも秀逸だが、コール&レスポンスにばっちり反応し、シンガロングするオーディエンスのノリも最高。「すげー!」という感嘆の声も周囲から聞こえ、割れんばかりの拍手で再び共演を果たしたふたりを祝福する。振り返ってみれば、サンダーキャットとの共演は4曲に及び、ライブセットとDJセットのハイブリッドのようなめくるめく構成に酔いしれた夜だった。

Text by 駒井憲嗣

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