YASUKE
Flying Lotus
RELEASE: 2021.12.17
フライング・ロータス 『YASUKE』のブラック・ヴァイナルがリリース!
ロサンゼルスを震源地に、2000年代半ばに急成長したビート・ミュージック・シーンから登場し、ジャズとヒップホップ、エレクトロニック・ミュージックを融合した新たなサウンドで、時代を作り上げてきたフライング・ロータス。
自ら音楽レーベル〈Brainfeeder〉を主宰し、サンダーキャットやカマシ・ワシントンといったスーパースターを輩出、ケンドリック・ラマーや故マック・ミラー、チャイルディッシュ・ガンビーノことドナルド・グローヴァーらと共に、先鋭的なサウンドをメインストリームへと押し上げてきた。
その一方で、独自の審美眼で制作されたミュージックビデオや超実験的ホラー・コメディ映画『KUSO』といった映像プロジェクトを通し、音楽ファンやカルチャー・ファンに刺激を与え続けている。
そのフライング・ロータスがNetflixオリジナルアニメシリーズ「Yasuke - ヤスケ-」の音楽を手がけ、1つの作品としてリリースが決定。
原案、プロデュースそして監督をラション・トーマスが務め、「ドロヘドロ」「進撃の巨人 The Final Season」や「呪術廻戦」など国内外を問わず高い評価を得ているMAPPAがアニメーション制作を担当、キャラクターデザインを小池健 (「LUPIN the Third -峰不二子という女-」)が手がけている。
先行公開された「Black Gold feat. Thundercat」と「Between Memories feat. Niki Randa」などの数曲を除いて、ほとんどの楽曲がインストゥメンタルで構成されたアルバム『YASUKE』。
サンダーキャットは、オープニングテーマでヴォーカルを務めただけでなく、その卓越したベースプレイを随所で披露。
戦国時代を生きたアフリカ系日本人、ヤスケの人生を表現するように、太鼓や拍子木のような日本の伝統的な打楽器と、ジャンベといったアフリカの打楽器を織り交ぜたハイブリッドなドラムパターンも、本作を特徴づける一つの大きな要因だが、そのビート・プロダクションと構成は、『Reset EP』や『Los Angeles』『Cosmogramma』といった初期のスタイルを思い起こさせる。
またシンセサイザーが生み出す独特の雰囲気を加えたアプローチには、J・ディラの影響があったと明かしている。