Photo Credit: Kazma Kobayashi
black midi @ FUJI ROCK FESTIVAL '23 7/30 (SUN)
『black midiホワイトステージの温度を業火で爆上げ!圧巻のステージ』
フジロック3日目。午後6時。夕方の風が涼しいホワイトステージ。UKの名門インディーレーベル
の期待の新世代バンド、ブラック・ミディがフジロックに初登場!
ラテンのBGMが流れメンバーが登場。「Welcome To Hell」でスタート。「地獄へようこそ!」とはいえ、歌われているのは「戦争の残酷さ」である。トリスタン・ボンゴという登場人物が描かれており、彼が兵士として戦争を経験し最終的に軍隊を除隊させられるというストーリーである。とにかく音圧が高い!ステージから発せられるエネルギーに会場の温度は急上昇!不安定なコードの繰り返しで構成される「Speedway」、超近未来的ボクシング・ストーリーを歌った「Sugar/Tzu」と続く。プログレ・ロックの影響を感じながらもファンクや様々な音楽の要素、まだまだ謎だらけのバンド。ボクシングが大好きな彼ら。「井上尚弥、世界チャンピオンおめでとう!」とMCで日本の世界チャンピオンを讃えたジヨーディー。当初は"フラメンコ"というタイトルだったという「Eat Men Eat」、ロックとフラメンコのリズムでオーディエンスは盛り上がる。「Deathroned」は、彼らの他の楽曲と比べるとポップな作り。あくまで彼らの楽曲との比較だけど。
フジロック名物の赤とんぼをバードコールで呼び寄せるというジョーディー。バードコールを演奏した?パフォーマーは初かも(笑)「Slow」は、よりよき世界を夢見る若き革命家を歌った歌詞。スピードを緩めたり早めたりしながら音が重なっていく疾走感。「Talking Heads」は、トーキング・ヘッズがタイトルの由来。出来上がった曲が、トーキング・ヘッズの曲のように聞こえたからだそうだ。とはいえ、徐々にブラック・ミディの世界へ引きずり込まれていく。環境汚染に対するメッセージが込められている「Near Dt, MI」。「John I」はブラック・ミディ史上最狂曲ともいわれる代表曲。ステージ前方では興奮したオーディエンスが次々とダイブ。この光景にコロナ前のフジロックが完全に戻ってきたことを確信した。日本語で「イイカンジ、イイカンジ」とオーディエンスを煽るジョルデイ。前回速完の日本公演は、驚きの1日2回回しの大サービスだった。ラストは、「953」、5拍子と6拍子で、ギターやベースが絡み合う。最初は乗り方に戸惑っていたオーディエンスも「ブラック・ミディ・ワールド」に汗だくだ。全12曲の圧巻ステージは、ホワイトステージの温度を爆上げして終演。パフォーマンスの終わりでジョーディーは個性的なガウンを羽織りうれしそう。ビートルズの「Good Night」が流れる。今後も世界のロックシーンを確実に牽引していくであろうバンドの未来に期待。
Text by 喜久知重比呂
フジロック会場で完売となったblack midiのフジロック限定Tシャツは、現在BEATINK.COMにて受注予約受付中!予約受付は8月6日まで!
black midi Fujirock 2023 T-Shirt [受注生産商品 / 8月下旬以降お届け]
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=13511
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『black midiホワイトステージの温度を業火で爆上げ!圧巻のステージ』
フジロック3日目。午後6時。夕方の風が涼しいホワイトステージ。UKの名門インディーレーベル
ラテンのBGMが流れメンバーが登場。「Welcome To Hell」でスタート。「地獄へようこそ!」とはいえ、歌われているのは「戦争の残酷さ」である。トリスタン・ボンゴという登場人物が描かれており、彼が兵士として戦争を経験し最終的に軍隊を除隊させられるというストーリーである。とにかく音圧が高い!ステージから発せられるエネルギーに会場の温度は急上昇!不安定なコードの繰り返しで構成される「Speedway」、超近未来的ボクシング・ストーリーを歌った「Sugar/Tzu」と続く。プログレ・ロックの影響を感じながらもファンクや様々な音楽の要素、まだまだ謎だらけのバンド。ボクシングが大好きな彼ら。「井上尚弥、世界チャンピオンおめでとう!」とMCで日本の世界チャンピオンを讃えたジヨーディー。当初は"フラメンコ"というタイトルだったという「Eat Men Eat」、ロックとフラメンコのリズムでオーディエンスは盛り上がる。「Deathroned」は、彼らの他の楽曲と比べるとポップな作り。あくまで彼らの楽曲との比較だけど。
フジロック名物の赤とんぼをバードコールで呼び寄せるというジョーディー。バードコールを演奏した?パフォーマーは初かも(笑)「Slow」は、よりよき世界を夢見る若き革命家を歌った歌詞。スピードを緩めたり早めたりしながら音が重なっていく疾走感。「Talking Heads」は、トーキング・ヘッズがタイトルの由来。出来上がった曲が、トーキング・ヘッズの曲のように聞こえたからだそうだ。とはいえ、徐々にブラック・ミディの世界へ引きずり込まれていく。環境汚染に対するメッセージが込められている「Near Dt, MI」。「John I」はブラック・ミディ史上最狂曲ともいわれる代表曲。ステージ前方では興奮したオーディエンスが次々とダイブ。この光景にコロナ前のフジロックが完全に戻ってきたことを確信した。日本語で「イイカンジ、イイカンジ」とオーディエンスを煽るジョルデイ。前回速完の日本公演は、驚きの1日2回回しの大サービスだった。ラストは、「953」、5拍子と6拍子で、ギターやベースが絡み合う。最初は乗り方に戸惑っていたオーディエンスも「ブラック・ミディ・ワールド」に汗だくだ。全12曲の圧巻ステージは、ホワイトステージの温度を爆上げして終演。パフォーマンスの終わりでジョーディーは個性的なガウンを羽織りうれしそう。ビートルズの「Good Night」が流れる。今後も世界のロックシーンを確実に牽引していくであろうバンドの未来に期待。
Text by 喜久知重比呂
フジロック会場で完売となったblack midiのフジロック限定Tシャツは、現在BEATINK.COMにて受注予約受付中!予約受付は8月6日まで!
black midi Fujirock 2023 T-Shirt [受注生産商品 / 8月下旬以降お届け]
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