Tohjiの最新アルバム『t-mix』において4曲で参加し、これまでチャーリー xcxやエヴィアン・クライスト、ヤング・リーン、ブレイディー、オーケールーなどとコラボレーションしてきた2025年大注目アーティスト、メカトック。ザ・エックス・エックスやトゥー・シェルを擁する気鋭レーベル〈Young〉と契約し、レーベル・デビュー・シングル「Addiction」をミュージック・ビデオと共にリリースした。MVに登場するロゴは、ファッション・ブランド、C.Eのデザイナーとしても知られる日本のグラフィックデザイナー、スケートシングが担当した。



今年の初め、東京ドームで開催された新日本プロレスによる1年で最大規模の大会、レッスルキングダムのメイン・イベントを飾り、見事防衛を果たした現IWGP世界ヘビー級チャンピオン、ザック・セイバーJr.の入場曲に使われたことも話題になったメカトックこと、ティムール・トクデミル。彼は、10代をドイツはミュンヘンでクラシック・ギターを学び、ベルリンを旅行した際にクラブ・カルチャーを探求し始め、最終的に別の道を歩むことになった。ベルリンに拠点を移した彼は、ファーストEP『See Thru』をリリースし、国際的なエレクトロニック・ミュージック・シーンの注目を集めるようになった。ヤング・リーンなどとのコラボレーションを始め、やがて陶酔的でミニマルなポップ・サウンドを作り上げた。当時まだ21歳だったトクデミルは、アメリカ、アジア、南米、ヨーロッパをツアーし、2018年にロレンツォ・センニが主宰するレーベル〈Presto?!〉からリリースされた『All My Time』でそのユニークなスタイルを具現化し、幅広い賞賛を得た。

その後も、ブレイディーやエコー2kとの紛れもなくキャッチーなコラボレーションや、2020年にリリースしたビデオゲーム『Defective Holiday』のサウンドトラック、そして彼の紛れもない職人技を駆使したミックスなどを発表し、ポップとエレクトロニカの新たな角度を探求し続けた。2021年末には、ブレイディーとのコラボ・アルバムに続き、チャーリーxcx、エヴィアン・クライストなどをフィーチャーしたリミックス・アルバムをリリースするなど、精力的に活動を続けてきている。