現代のエレクトロニカ/ポストロックを代表するアーティストで、2度のグラミー賞ノミネートも果たしているティコが、8月30日にリリースされる最新アルバム『Infinite Health』から、「Devices」と「Green」の新曲2曲を解禁した。
Tycho - Devices (Official Visualizer)
https://youtu.be/TkSLVfJVtCI]/
Tycho - Green (Official Video)
https://youtu.be/uCwSZU2Yal0/
「Devices」は当初映画のサウンドトラックのために書かれたものだったという。最終的に映画では使われなかったが、そこからシネマティックかつダンスフロアでも機能するようなトラックへ進化させて完成させた。ティコ本人にとっては、90年代後半にサクラメントのダウンタウンに移住し、エレクトロニック・ミュージックにハマった時のことを思い出させるトラックで「現代社会で自然や人間性とのつながりを保とうとする葛藤を表している」と説明している。
同時に公開された「Green」は、「Devices」と対になるような楽曲で、彼が育ったカリフォルニアのアメリカン・リバーを想起させ「幼い頃に住んでいた故郷への悲歌」だと語る。「サクラメント郊外のかつては田舎町だったあの場所で、自然と深いつながりを築きながら青春時代を過ごしたんだ。大人になってからは、その経験を音楽にしてきたんだよ」。
ティコことスコット・ハンセンは、今作のテーマを「未来への希望と過去へのレクイエム」と説明する。
『ラスベガスをやっつけろ (原題: Fear and Loathing in Las Vegas)』の中で、ジャーナリストがタイプライターの前に座り、窓から自分の過去を眺めながら、混沌の中に意味を見出そうとするシーンを回想してたんだ。『Infinite Health』は、精神的、感情的、肉体的な癒しのためのマントラであり、癒しと内省のための空間づくりをテーマにしている。結局のところ、我々に本当に必要なのは肉体的、精神的に健康でいることであり、誰もが家族や友人が永遠に健康であることを願う。そういう意味では、永遠の健康とは当たり前であり、必要不可欠なものだ。
- Scott Hansen (Tycho)
サウンド面で言えば、今作では、電子音をベースにしたスタイルに回帰し、ブレイク、ドラム、リズムの要素に重点が置かれている。それらを追うように、メロディーが加えられているのが特徴となっている。
2001年にプロジェクトをスタートさせて以来、スコット・ハンセンは独自のスタイルでティコのサウンドを進化させ続けてきた。その過程で、グラミー賞に2度ノミネートされ、オデッザ、マギー・ロジャース、リトル・ドラゴン、リオン・ブリッジズ、デス・キャブ・フォー・キューティーなど、数え切れないほどのアーティストとコラボレーションを行なっている。
そして今、ティコは2019年の『Weather』と2020年の『Simulcast』という姉妹作に続く新作を完成させ、新たなフェイズに突入した。グリズリー・ベアのクリス・テイラーも共同プロデューサーに名を連ねた今作のレコーディング・プロセスにおいて、スコットは個性と簡潔さを目標に置いたという。"自分たちのルーツに忠実でありながら、可能な限り異なるサウンドにしよう”というのが全体的なコンセプトだったと彼は説明する。
ティコ待望の最新アルバム『Infinite Health』は、CD、LP、デジタル/ストリーミング配信で8月30日 (金) に世界同時リリース。国内盤CDには、ボーナストラック「Phantom Prologue」が追加収録され、解説書が封入される。LPは通常盤(ブラック・ヴァイナル)に加え、限定盤(スカイブルー・ヴァイナル)も発売される。
Tycho - Devices (Official Visualizer)
https://youtu.be/TkSLVfJVtCI]/
Tycho - Green (Official Video)
https://youtu.be/uCwSZU2Yal0/
「Devices」は当初映画のサウンドトラックのために書かれたものだったという。最終的に映画では使われなかったが、そこからシネマティックかつダンスフロアでも機能するようなトラックへ進化させて完成させた。ティコ本人にとっては、90年代後半にサクラメントのダウンタウンに移住し、エレクトロニック・ミュージックにハマった時のことを思い出させるトラックで「現代社会で自然や人間性とのつながりを保とうとする葛藤を表している」と説明している。
同時に公開された「Green」は、「Devices」と対になるような楽曲で、彼が育ったカリフォルニアのアメリカン・リバーを想起させ「幼い頃に住んでいた故郷への悲歌」だと語る。「サクラメント郊外のかつては田舎町だったあの場所で、自然と深いつながりを築きながら青春時代を過ごしたんだ。大人になってからは、その経験を音楽にしてきたんだよ」。
ティコことスコット・ハンセンは、今作のテーマを「未来への希望と過去へのレクイエム」と説明する。
『ラスベガスをやっつけろ (原題: Fear and Loathing in Las Vegas)』の中で、ジャーナリストがタイプライターの前に座り、窓から自分の過去を眺めながら、混沌の中に意味を見出そうとするシーンを回想してたんだ。『Infinite Health』は、精神的、感情的、肉体的な癒しのためのマントラであり、癒しと内省のための空間づくりをテーマにしている。結局のところ、我々に本当に必要なのは肉体的、精神的に健康でいることであり、誰もが家族や友人が永遠に健康であることを願う。そういう意味では、永遠の健康とは当たり前であり、必要不可欠なものだ。
- Scott Hansen (Tycho)
サウンド面で言えば、今作では、電子音をベースにしたスタイルに回帰し、ブレイク、ドラム、リズムの要素に重点が置かれている。それらを追うように、メロディーが加えられているのが特徴となっている。
2001年にプロジェクトをスタートさせて以来、スコット・ハンセンは独自のスタイルでティコのサウンドを進化させ続けてきた。その過程で、グラミー賞に2度ノミネートされ、オデッザ、マギー・ロジャース、リトル・ドラゴン、リオン・ブリッジズ、デス・キャブ・フォー・キューティーなど、数え切れないほどのアーティストとコラボレーションを行なっている。
そして今、ティコは2019年の『Weather』と2020年の『Simulcast』という姉妹作に続く新作を完成させ、新たなフェイズに突入した。グリズリー・ベアのクリス・テイラーも共同プロデューサーに名を連ねた今作のレコーディング・プロセスにおいて、スコットは個性と簡潔さを目標に置いたという。"自分たちのルーツに忠実でありながら、可能な限り異なるサウンドにしよう”というのが全体的なコンセプトだったと彼は説明する。
ティコ待望の最新アルバム『Infinite Health』は、CD、LP、デジタル/ストリーミング配信で8月30日 (金) に世界同時リリース。国内盤CDには、ボーナストラック「Phantom Prologue」が追加収録され、解説書が封入される。LPは通常盤(ブラック・ヴァイナル)に加え、限定盤(スカイブルー・ヴァイナル)も発売される。