UKインディーの震源地であるサウス・ロンドンのヴェニューWindmill Brixtonから登場した3人組バンドのゴート・ガールが、いよいよ今週、2024年6月7日(金)に〈Rough Trade〉からリリースされる3rdアルバム『Below The Waste』より、3枚目となるシングル「words fell out」をモノクロのミュージック・ビデオと共に公開した。本楽曲のビデオは、シンガー/ギタリストのロッティ・ペンドルベリーの妹、モリー・アン・ペンドルベリーが監督・撮影し、彼女の母、ローレン・ポッターが振り付けを担当した。

Goat Girl - words fell out (Official Video)


ロッティは、ドラマーのロージー・ジョーンズが中毒と闘う姿を見ながら歌詞を書いた。

「この曲は、ロージーがその状況を克服するのを私たちが手助けしようとしたときに仲間内で感じた無力感について歌っている。この曲は、この問題に対処している最中に脇に追いやられた感情を整理するために書いたんだ。冒頭の"I only want the best for you"というセリフは、この曲だけでなく私たちの友情の中心テーマでもある」
- Lottie Pendlebury

バンドはこれまでにアルバムより、「words fell out」と「motorway」、「ride around」を公開している。「motorway」のビデオは、フローレンス&ザ・マシーンやハリー・スタイルズ、ロザリアなどを手がけた世界的に有名な振付師兼監督のホリー・ブレイキーが監督を務めた他、人気スタイリストのマシュー・ジョセフスがスタイリングを担当している。 ダンサーたちはヴィヴィアン・ウエストウッドのアーカイブ・ピースを着用している。また、「ride around」のビデオは、映像制作デュオである、ルーク・クルクンディスとマテオ・ヴィラヌエヴァ・ブラントが監督・制作を行った。

『Below The Waste』は、バンドとジョン・スパッド・マーフィー(ランカム&ブラック・ミディ)が共同プロデュースしている。長期間に渡ってコラージュのようにつなぎ合わされた音源は、アイルランドで10日間かけて録音された。その他にデーモン・アルバーンのスタジオも使用された。ストリングス(ルーベン・キリアキデスとニック・ペンドルベリー)、木管楽器(アレックス・マッケンジー)、ヴォーカル(家族や友人による合唱団を含む)など様々なサウンドが追加され、広がりのあるノイズ・ロック、繊細な実験的なフォーク・ミュージック、満足感のあるシンセ・ポップなど、異質な要素を難なく織り交ぜている。それらは、エセックスの納屋からサウス・ロンドンにあるゴート・ガールのスタジオまで、さまざまな場所でセッションを行うことで生み出された。彼らのユニークなスタイルの組み合わせと型破りなレコーディング方法は、新しい制作スタイルの証である。

ゴートガールの待望の3rdアルバム『Below The Waste』は、6月7日(金)に発売。国内盤CDはボーナス・トラックが追加収録され、解説書・歌詞対訳が封入される。輸入盤CDに加えLPは通常盤に加え限定盤(トランスペアレント・レッド・ヴァイナル)の2形態で発売される。さらに原宿のBIG LOVE RECORDS限定の帯付き仕様盤(クリア・ペトロールブルー・ヴァイナル/サイン入り冊子付き)が発売されることも決定した。