本日、FUJI ROCK FESTIVAL 2025の出演アーティスト第1弾が公表され、1月に最新作『Infinite Health』をひっさげて来日ツアーを成功させた現代のエレクトロニカ/ポストロックを代表するアーティスト、ティコ (TYCHO)、デビュー作『When Will We Land?』でいきなりマーキュリー・プライズ2024にノミネートされ、デジタルプロダクションとオーガニックな音楽の融合で注目を集める新鋭プロデューサー、バリー・キャント・スウィム (Barry Can't Swim)、昨年リリースの最新作『Funeral For Justice』は年間ベストに多数ランクインされ、2月28日(金)には続編となる『Tears of Injustice』をリリースするニジェール共和国のサイケ・ヒーロー、エムドゥ・モクター (Mdou Moctar) の3組の出演が決定した。

ティコ
現代のエレクトロニカ/ポストロックを代表するアーティストで、2度のグラミー賞ノミネートを果たしているティコことスコット・ハンセン。2001年にプロジェクトをスタートさせて以来、スコット・ハンセンは独自のスタイルでティコのサウンドを進化させ続けてきた。先日行われた来日公演では、エレクトロニック・ミュージックの枠を超え、インディ・ギターを鳴らす独自のスタイルをさらに深化させた素晴らしいパフォーマンスを披露した。
最新作『Infinite Health』では、グリズリー・ベアのクリス・テイラーが共同プロデューサーとして参加。生楽器と電子音を基盤にしたスタイルに回帰し、ブレイク、ドラム、リズムの要素に重点が置かれている。それらに寄り添うように、メランコリックなメロディとグルーヴが開放感とともに響き渡る必聴の名盤。

バリー・キャント・スウィム
デジタルプロダクションとオーガニックな音楽の融合で注目を集める新鋭プロデューサー、バリー・キャント・スウィムことジョシュア・マニー。デビュー・アルバムでいきなりマーキュリー賞ノミネートを果たし、さらに2024年のブリット・アワード【Dance Act】部門にもノミネート。これまで行った全てのヘッドライン公演はソールドアウトとなり、バリーの快進撃は止まるところを知らない。 ディープハウスからジャズ、アンビエントからアフロビートの快活なパーカッシブまで、多彩な要素が巧みに織り交ぜられたデビュー・アルバム『When Will We Land?』は、クラブミュージックのエネルギーを取り入れつつ、オーガニックな音楽性が見事に融合。デビュー作ながら、ジョシュアのこれまでの旅路を語る、音楽的自叙伝となっている。　

エムドゥ・モクター
ニジェール共和国が産んだサイケ・ヒーロー、エムドゥ・モクター。2024年にリリースした『Funeral For Justice』は、Pitchforkより8.4点の高評価を受けると「Best New Music」に選出。Rolling StoneやNMEなど多数のメディアからも大絶賛の嵐を受け、多くの媒体の年間ベスト・アルバム上位に選出されるなど、まさにその年を代表するアルバムの一つと言っても全く過言ではない作品となった。その続編となる作品『Tears of Injustice』が2025年2月28日に発売され、ニジェールの苦境に対する怒りや、トゥアレグ族の人々の怒りなど、政治的なメッセージを強く打ち出した内容であり、それが音楽のボリュームやスピードに端的に表れた作品となっている。