エクスぺリメンタルな新興レーべル〈RVNG〉からリリースされた初期作品 はエレクトロニクスとアンビエント・ドローンが交差するサウンド・プロダクションで注目を集め、その後〈4AD〉と契約を果たした
米Rolling Stone誌が発表した「2017年の年間 ベスト・アヴァンギャルド・アルバム TOP20」において、11位にランクインするなど高評価を得た前作『No Home of the Mind』では、ニルス・フラーム やゴールドムンドからティム・ヘッカーまでが溶け合った珠玉のミニマル・ ミュージックを披露した。
最新作『Species』は7月17日にリリースされる。国内盤CDには解説が封入されるほか、ボーナストラックを1曲追加収録する。現在iTunes Storeでアルバムを予約すると、既に公開されている「I Had No Dream」と今回公開された「Live Forever」がいち早くダウンロードできる。
- デヴィッド・ムーア(Bing & Ruth)
NYブルックリンのピアニスト兼コンポーザー、デヴィッド・ムーアを中心とした不定形な室内音響アンサンブル・プロジェクト、ビング・アンド・ルースが7月17日にリリースする最新作 『Species』からシングル「Live Forever」のMVを公開した。
「Live Forever」は、ある種の“音による瞑想”ともいえ、演奏時間13分に及ぶ最新作『Species』の中でも最も長い曲となっている。まるで1曲として完成されているかのような主題が繰り返され、時折加わるサウンドによってその音の情景に深みが増し、オーディエンスをさらに引き込む神秘的なシングルとなっている。
エクスぺリメンタルな新興レーべル〈RVNG〉からリリースされた初期作品 はエレクトロニクスとアンビエント・ドローンが交差するサウンド・プロダクションで注目を集め、その後〈4AD〉と契約を果たした
米Rolling Stone誌が発表した「2017年の年間 ベスト・アヴァンギャルド・アルバム TOP20」において、11位にランクインするなど高評価を得た前作『No Home of the Mind』では、ニルス・フラーム やゴールドムンドからティム・ヘッカーまでが溶け合った珠玉のミニマル・ ミュージックを披露した。
実に3年ぶりの最新アルバム『Species』はファルフィッサ・オルガンの音響を全面的に探求し、初期からのメンバーであるジェフ・ラトナー (Ba)とジェレミー・ヴァイナー (Clarinet)と共にテキサス西部にある砂漠とぺカン農園があるSonic Ranch Studioでレコーディングが行われた。
今回のアルバムは、NYからカリフォルニア州ポイント・デュムに短期的に移住したムーアが、その地の砂漠と自身がこよなく愛する長距離ランニングからインスパイアされ、そこから得た“超越的状態”を再現し体現する作品となっている。また作曲時には普段の生活と全く違った場所へ意図的に自分を置き、方向感覚や規模感、時間の感覚を敢えて失わせ、そこから生まれる孤立を音に反映させていった。鳴り止むことのないオルガンの温かなエレクトロニクスと反復する電子音が邂逅し、ジャケットの壮大な砂漠の地平線に沈みゆく太陽の情景が思い浮かぶような神秘さも感じることができる。
最新作『Species』は7月17日にリリースされる。国内盤CDには解説が封入されるほか、ボーナストラックを1曲追加収録する。現在iTunes Storeでアルバムを予約すると、既に公開されている「I Had No Dream」と今回公開された「Live Forever」がいち早くダウンロードできる。