No Home Record
Kim Gordon
RELEASE: 2019.10.11
音楽、アート、ファッション界のカリスマ的女性アイコン、ソニック・ユースのキム・ゴードン、40年近くにわたる音楽キャリア史上初のソロ・アルバム『No Home Record』を10月11日にリリース。
ここ数年LAに住んでいてここは私の“ホーム”と感じるけど、この場所が移り変わっていくことはまるで私には“ホーム”がないように感じさせるわ 。
- キム・ゴードン
90年代に人気が爆発したグランジの代表格として現在までカルト的な人気を誇るオルタナティヴ・バンド、ソニック・ユースのベーシストとして“グランジのゴッドマザー”とも称されるキム・ゴードンが、40年近くにわたる彼女の音楽キャリア史上初となるソロ名義でのアルバム『No Home Record』を10月11日にリリースすることを発表した。今回アルバム発表に合わせてシングル「Sketch Artist」の不気味だがキム・ゴードンならではの映像美が感じられるMVが公開されている。
男女問わず誰しも憧れるその風貌とカリスマ性を持つキム・ゴードンは、ソニック・ユースでの活動がもっとも知られるが、コートニー・ラブ率いるホールのデビューアルバムをプロデュースしたり、映像作家でありミュージシャンでもあるトニー・コンラッドやドラマー、エレクトロニック・ミュージシャンのイクエ・モリ、元プッシー・ガロアのジュリー・カフリッツ、ペイヴメントのスティーヴン・マルクマスなどを含む多くの著名アーティストとのコラボレーションも行ってきた。また音楽だけでなく、ビジュアルアーティストとしても数多くのアート作品を制作し、多くのアート・ギャラリーに展示されているほか、ブランドX-Girlを立ち上げたことでも知られファッションアイコンとしても名高い。最近では、自伝『GIRL IN A BAND』を執筆。The New York Timesのベストセラーで1位を獲得し、日本でも翻訳されて大きな話題を呼んだ。
初のソロアルバム『No Home Record』は、エンジェル・オルセン、イヴ・トゥモア、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのオリジナル・メンバーであるジョン・ケイル、チャーリーXCXなどを手掛けたジャスティン・ライセンがプロデューサーを務め、LAで録音された。その文化的批評や暴露、ユーモアを融合したゴードンの独特な作詞能力や挑戦的な音作り、水彩画のように揺らめく声などキム・ゴードンの音楽は単純に聴くものではない、経験するものなのだ。映画監督シャンタル・アケルマンの映画のタイトルからその名が付けられた今回のアルバム『No Home Record』は、色々な意味でゴードンの再帰であり、出発でもある。
驚きのソロアルバム『No Home Record』は、10月11日 (金) 発売。国内盤CDには歌詞対訳、ライナーノーツが封入される。現在iTunes Storeでアルバムを予約すると、今回新たに公開された「Sketch Artist」がいち早くダウンロードできる。