昨年行ったソロ・ジャパン・ツアーは全日程完全ソールド・アウトとなったトム・ヨークをはじめ、ジョニー・グリーンウッド、そしてトム・スキナー (ハロー・スキニー、サンズ・オブ・ケメット)の3人で構成されるバンド、ザ・スマイルが、昨年10月にリリースされ、年間ベストに多数選出されるなど称賛された3rdアルバム『Cutouts』に収録されている2曲のリミックス・バージョン、「Don't Get Me Started (James Holden Remix)」と「Instant Psalm (Robert Stillman Remix)」をデジタルでリリースした。また、オーディオ・ビジュアル・アーティストのWeirdcore(エイフェックス・ツイン、チャーリー・XCX、レディオヘッド)が監督したミュージック・ビデオもそれぞれ公開されている。スタンリー・ドンウッドによる〈XL Recordings〉の象徴的なデザインに敬意を示したスリーブのデザインと共に、この2曲を収録した数量限定12インチも3月28日(金)に発売されることも決定し、現在予約を受け付けている。





リミックスを担当したジェームス・ホールデンとロバート・スティルマンは、ザ・スマイルとトム・ヨークの双方と定期的にコラボレーションしており、それぞれがザ・スマイルのライブをサポートしたこともある。ロバート・スティルマンは、ザ・スマイルのステージでサックスとキーボードを演奏し、ザ・スマイルの3枚のアルバムとトム・ヨークによるソロ最新作『Confidenza』にサックスで参加している。また、ジェームズはアトムス・フォー・ピースのツアー・サポートや、『In Rainbows』に収録されているレディオヘッドの名曲「Reckoner」のリミックスにも招かれている。

ザ・スマイルはこれまでに、2022年6月に破格の1stアルバム『A Light for Attracting Attention』で鮮烈なデビューを飾り、2024年1月には、Pitchforkに「現時点でのベストアルバム」と評されたほか、The Needle Drop、Consequence、Brooklyn Vegan、Treblezine、Spinからも素晴らしい賞賛を受け、UKアルバム・チャートで3位にチャートインした2ndアルバム『Wall of Eyes』をリリースした。また、OxfordとAbbey Road Studiosで『Wall Of Eyes』と同じ時期にレコーディングされ、ロンドン・コンテンポラリー・オーケストラによるストリングスのアレンジメントがフィーチャーされた3rdアルバム『Cutouts』を昨年10月にリリースしている。