Photo Credit: Aliyah Otchere


フジロック2024のベスト・アクトと評されるサンファ、2024年グラミー賞2部門にノミネートされ、単独来日ツアーも来月に控える現代ロックシーンの大本命バンド、フォンテインズ D.C.、年末の日本ツアーが大きな話題となったレディオヘッドのトム・ヨークなど、幅広い音楽ジャンルのリリースも手掛け、過去から現在に至るまでの音楽の歴史を語る上で欠かせない、最重要レーベル〈XL Recordings〉。その総帥にして、デーモン・アルバーン、ボビー・ウーマック、ギル・スコット・ヘロンらのアルバム作品のプロデュースワークを手がけたリチャード・ラッセルによるコラボレーション・プロジェクト、エヴリシング・イズ・レコーデッド。

サンファ、カマシ・ワシントン、ジャー・ウォブルなどが参加した、2月28日に発売予定の、3枚目となるスタジオ・アルバム『Temporary』より、ロンドン若手最注目バンドの一つ、メアリー・イン・ザ・ジャンクヤードのクラリ・フリーマン=テイラーと共に制作された、3rdシングル「Swamp Dream #3」を本日MVと共に公開した。サンファも参加した先行曲「Losing You」のMVも手掛けたエド・モリスが監督し、クラリ・フリーマン=テイラーが出演している。

Everything Is Recorded - “Swamp Dream 3”
Official Video by Ed Morris


配信リンク >>>  https://everythingisrecorded.x-l.co/swampdream3

2020年から2024年までの4年間にわたって制作された最新アルバム『Temporary』は、スタジオ入口の看板に「外界のリアリティは一切不要」と書かれた、リチャード・ラッセルが所有するロンドン西部のCopper Houseスタジオで主にレコーディングされた。マーキュリー賞にノミネートされたデビュー作品を含む過去の作品をさらに発展させることを目指して作られた最新アルバムは「もしフォークミュージックが80年代にレゲエと同じように『デジタル化』していたら?」という音響的な思考実験がインスピレーションとなっている一方で、スピリチュアルな面や詞の内容では、2020年以降、絶え間なく続く、友人や家族、同僚の喪失や悲しみがテーマとなっている。しかし、暗さや陰気さはなく、リチャード・ラッセルのキャリアの中で最もメロディアスで優しさに溢れた傑作である。

参加アーティスト一覧:
サンファ
ビル・キャラハン
ノア・サイラス
カマシ・ワシントン
ジャー・ウォブル
ジャック・ペニャーテ
リッキー・ワシントン
ナリッシュド・バイ・タイム
サマンサ・モートン
バーウィン
フローレンス・ウェルチ
マディ・プライア
アラバスター・デプルーム
ヤズ・アハメド
ローラ・グローヴス
ローゼズ・ガボール
クラリ・フリーマン=テイラー

アルバムのリリースに先駆けて、2025年1月17日(金)には、世界的ポップ・アイコンであるマイリー・サイラスを姉にもち、カントリー歌手ビリー・レイ・サイラスの娘であるノア・サイラスと、アメリカを代表するSSWであるビル・キャラハンという2人のアメリカ音楽界のアイコンをフィーチャーした楽曲「Porcupine Tattoo」と、Bサイドに「Norm」を収録した数量限定7インチが発売される。

エヴリシング・イズ・レコーデッドによる最新アルバム『Temporary』は、CD、LP、デジタル/ストリーミング配信で2025年2月28日(金)に世界同時リリース。国内盤CDには、ボーナストラックとして「Third Heaven feat. Lisa Diaz and Warren Ellis」と「Wear and Tear feat. Sampha, Florence Welch, Danielle Ponder and Jah Wobble」の2曲が追加収録され、解説書/歌詞対訳が封入される。LPは通常盤(ブラック・ヴァイナル)に加え、限定盤(レッド・ヴァイナル)も発売される。