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yeule / 待望のニューアルバム『Evangelic Girl is a Gun』より タイトル曲を自身が監督したMVと共に公開!

2025.04.09

yeule / 待望のニューアルバム『Evangelic Girl is a Gun』より タイトル曲を自身が監督したMVと共に公開!

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yeule / 待望のニューアルバム『Evangelic Girl is a Gun』より タイトル曲を自身が監督したMVと共に公開!

クラシックの名作からハイパーモダンなインターネット文化、学術理論、そして自身の肉体的欲望までを織り交ぜ、音楽を通じて独自の世界やペルソナを創り上げている変幻自在のクリエイター、ユールが5月30日 (金)に〈Ninja Tune〉よりリリースされる待望の4thアルバム『Evangelic Girl is a Gun』よりタイトル曲を新たに解禁。あわせて、本人がボノボ、エイサップ・ロッキーなどの映像も手がけているニール・クラッグ (Neil Krug) と共同で監督したMVも公開された。

「Evangelic Girl is a Gun」は、ユールの素早く吐き出すような歌詞がまるでささやくラップのように、テンポの速いビートの上に重なって始まる。曲全体を通して、ユールが神聖でありながら闇を抱えたような、美しくも触れられない堕天使に祈りを捧げる。「生贄の血が必要な産業」と、エレクトロクラッシュにインスパイアされたサウンドに乗せて歌い、「モルヒネのキス、マーシャルのスタックアンプ、あれをもう一度…」と続ける。化学的なものやノイズへの愛が、この「福音の少女」への自己犠牲的な祈りの中で、透き通るように表れている。

ユールは「Evangelic Girl is a Gun」について次のようにコメントしている。
「天使の刃のようなダンスビート、二重のBPM切り替えと、2010年代初頭のエレクトロニカを思い出させるようなノスタルジックなシンセパッチをキン・レオンと一緒に錬金術のように作り上げた。いつも通りの執着、でも今回はセクシーな影というシルエットがある。実験的なダークテクノに回帰しつつも、自分が『トリップ・クラブ』と名付けたい現代的な感性と調和させている。永遠の光、永遠の愛、浅い外見に秘められた心の深淵。腐った肉の上で煮えたぎるベンタブラックの血を薄めていく」

アルバムからはこれまでに「Evangelic Girl is a Gun」のほか、アルバム発表に合わせて解禁された先行シングル「Skullcrusher」と、2024年10月23日にリリースされたシングル「Eko」の2曲が解禁されている。

Yeule - ‘Evangelic Girl is a Gun’ (Official Video)
YouTube >>> https://yeule.lnk.to/egiag/youtube/
配信リンク >>> https://yeule.lnk.to/egiag/

『Evangelic Girl is a Gun』は、抑えきれないユールの剥き出しの感情が詰まった作品であり、自己破壊的なアイデンティティがポストモダンのキャンバスを燃やし尽くすという考えと向き合っている。ヴィジュアル・アーティストのヴァッソ・ヴ(Vasso Vu)とのコラボレーションで作られたプロフィール画像や、前述のニール・クラッグによって撮影された1stシングルのMVの世界観からもわかる通り、本作ではユールは闇の二面性、そして「画家」としての自身の役割を探求している。アルバムの催眠的なメロディーを通じて、偶像に囚われた苦悩するアーティストの肖像を描き出し、ユールの幽玄なボーカルがダンスビートの上で感情的な絞殺のように演じている。

ポーランドのアーティスト、ズジスワフ・ベクシンスキーの影響を受けたユールは「このアルバムで画家としての私の人生に敬意を表したかった」とコメントしている。「私にとって、ベクシンスキーは静かなディストピアの風景の中を這う生物たちを最も丁寧に美しく描いている。絵画は、表現手段として自分の感情を反映する性質があり、暴力的でありながら優しいものでもある。私の人生の一瞬で過ぎ去る瞬間が絵具で書き留められ、時間の中に閉じ込められている」

『Evangelic Girl is a Gun』では、ユールがブリストルのトリップホップや90年代ゴシックに独自のサイボーグ的なアレンジを加えている。A.G.クック、クリス・グレアッティ、ムラ・マサ、クラムス・カジノ、フィットネッス、そして2023年の『softscars』で共同エグゼクティブ・プロデューサーとして参加したキン・レオンがプロダクションを務めている。また、本作ではユールはオートチューンを使わず、加工なしのボーカルを披露しており、燃え上がるようなオーセンティシティと荒々しさが浮き彫りになっている。この衝撃的なアートスタイルは、これまでのグリッチ的な作品からの転換とも言える。AIの台頭に対抗するように「生々しく、唯一無二のエッジをボーカルに込めたかった」と本人は語っている。

「Skullcrusher」と2024年10月23日にリリースされたシングル「Eko」は、ディストーションの効いたギターやオルタナティブなプロダクションが加えられた3rdアルバム『softscars』に続く作品である。『softscars』は非常に大きな批評的成功を収め、Pitchforkで「Best New Music」を2度獲得、The Guardian、DIY、RAなどで絶賛された。2022年の2ndアルバム『Glitch Princess』もPitchforkの「Best New Music」にも選ばれ、圧倒的な評価を受けた。

ユール待望のニューアルバム『Evangelic Girl is a Gun』は、CD、LP、カセット、デジタル/ストリーミング配信で5月30日 (金)に世界同時リリース。国内盤CDには解説書と歌詞対訳が封入され、LPは、通常盤 (ブラック・ヴァイナル)に加え、限定盤 (レッド・マーブル・ヴァイナル) が発売される。

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