English Tapas
Sleaford Mods
RELEASE: 2017.03.03
イングランド出身の二人組、ジェイソン・ウィリアムソンとアンドリュー・フェーンによって2012 年に結成されたスリーフォード・モッズ。極限まで削ぎ落とされたミニマルな超骨太サウンドと、癖の強いイースト・ミッドランドの訛りのヴォーカルで、労働者階級のイギリス文化を赤裸々に歌い上げる超強烈なオヤジたちの賛歌。
ザ・プロディジーのアルバム『The Day Is My Enemy』収録曲「Ibiza」にフィーチャーされ、MV でも存在感を発揮している。彼らのインスピレーションは、いつだって路地裏にある。ヴォーカルのジェイソン・ウィリアムソンは、今作について「アンドリューが適当なバーに入ったら、メニューボードに” イギリス風タパス” なんて殴り書きがされていた。そんな笑わせる言葉の下には、ハーフ・スコッチエッグ、チップス、ピクルス、ミニ・ポークパイってメニューが並んでいたんだ。これがこのクソったれのバーの全てを物語ってるだろ。それはコメディーであり、有り合わせであり、無知、とにかく、クソなんだ」と語り、「2016 年のことを思い返してみろよ。これ以上最悪なことはなかっただろ」と吐き捨てる。
そんな彼らが、あの《Rough Trade》からリリースする。
録音は、パルプのベーシストであるスティーヴ・マッキーのスタジオで行われた。さらに、今年春には2年を費やし撮影された、路地裏のパブ・バンドがアリーナ級バンドへ成長するスリーフォード・モッズの軌跡を描いたドキュメンタリー映画『Bunch of Kunst』の公開も予定されている。
日本盤には、ボートラとして、《Rough Trade》のオンラインのみで販売される超限定7” に収録された「Big Trouble In Little Costa」を追加収録(!)し、歌詞対訳と解説書が封入される。