あまりにも重厚なシンフォニー、これぞハードコアの深淵。
重低音の鬼ザ・バグことケヴィン・マーティンとドローン・メタルの覇者アースがコンクリート砂漠で激突。

テクノ・アニマルやキング・ミダス・サウンドなどいくつもの名義を操り、ケヴィン・シールズも在籍した伝説のバンド、エクスペリメンタル・オーディオ・リサーチのメンバーとしても名を連ね、エレクトロニック・ミュージック・シーンのアウトサイダーとして長きに渡って活躍するケヴィン・マーティンのメイン・プロジェクトであるザ・バグとカート・コバーンからも愛されたヘヴィ・ドローン/ドゥーム・メタル/パワー・アンビエントの始祖として後進アーティストに多大なる影響を与え続けるカリスマ・バンド=アースのコラボレーションが本格化!
シングルとしてリリースされた「Boa」と「Cold」に続いて遂にオリジナル・フル・アルバム『Concrete Desert』がここに完成。互いのストイシズムを交感させた本作においてマーティンはあえてザ・バグ的なグルーヴやトーン、テクスチャーを排除。よりシネマティックなアプローチを施し、ディラン・カールソンはその黄泉の都市のムードをスローかつミニマルなフィードバック・ノイズで決定づけている。さらに、ボーナス・トラックでは両者に加え、ジャスティン・ブロードリック(ゴッドフレッシュ/ナパーム・デス)がJK Flesh名義で「Dog」と「Pray」の2曲に参加し、ヘヴィ・ミュージック・フリーク悶絶必至の三つ巴戦を披露。あまりにも重厚なシンフォニー、これぞハードコアの深淵というべき傑作がここに誕生した。