Gantz Graf
Autechre
RELEASE: 2002.07.27
傑作7thアルバム『Confield/コンフィールド』によって、もはやポピュラー・ミュージック・シーンまでもその動向を注目する存在となったオウテカ。待望の新作はCD+DVDというスペシャル・パッケージでのリリース!!音と映像が圧倒的な融合を見せる表題曲"Gantz Graf"を始め、孤高のサウンド・スケープは更なる深化を遂げた!!
All Tomorrow's Parties Festival 2003のキュレーターに決定したAutechre (オウテカ)が新しくEPと3トラックDVDをリリースする。EPの3トラックはこれまで同様、全曲がいままでどのようなフォーマットにおいてもリリースされていない。またDVDサイドはAutechre (オウテカ)の初めてのビデオコレクションと説明してもおかしくないだろう。CDも別々に発売されるが(輸入盤のみ)、DVDはCDと一緒になったダブルパックのみで入手する事ができる。
1) Gantz Graf - directed by Alexander Rutterford(アレクサンダー・ラターフォード)
Alex (アレックス)はコンピューターデザインによる模型、フォト・マニピュレーションやコンピューターアニメーションの前に3D模型や3Dグラフィックスで実験し始めていた。現在、彼はBlack Dog Films (ブラック・ドッグ・フィルムス)と契約しており、RSA (Ridley Scott Production) ( リドリー・スコット・プロダクション)のプロモをしたりしている。そして彼の実験的ショートフィルム、onedotzeroはThe ICA festival にて展示された。
1994年にChris Cunningham (クリス・カニングハム)を通じてAutechre(オウテカ)に紹介された彼はこのコラボレーションの為の根本な美的イメージはすでに95年頃にはプランしていた(彼は95年にリリースされたオウテカのアルバム『トライ・レペテ-』収録曲「Eutow」のビデオ・クリップの監督を務めている)。Gantz Grafは4ヶ月間かかって作られた。しかしそのような事で驚く必要はない。何故ならこのデザインのレベルを見れば分かるようにとても細かいからである。技術的に言うとビデオの90%は手によって描かれており、後の10%はオートメイションで製造されている。このような方法の結果この作品は複雑で非常に晦渋でありながら美しいのである。
2)Bass Cadet - directed by J.S. Hunter (J.S.ハンター)*first released 1994
このビデオは過去にWarp (ワープ)のArtificial Intelligence (アーティフィシャル・インテリジェンス)ビデオに収録されている。この監督でもあるJess Scott-Hunter (ジェス・スコット・ハンター)はChris Cunningham (クリス・カニングハム)のビデオに出てくる3Dコンピューターグラフィックスも手掛けた。
3)Second Bad Vilbel - directed by Chris Cunningham (クリス・カニンガム)*first released 1995
このバージョンはまったくの新しいものであり、このDVDの為にChris Cunningham (クリス・カニンガム)が作り直したものである。