MK 3.5: Die Cuts | City Planning
Mount Kimbie
RELEASE: 2022.11.04
ドムの作品『MK 3.5: Die Cuts』から新曲「f1 racer (feat. Kučka)」とカイの作品『City Planning』から新曲「Zone 1 (24 Hours)」がそれぞれ解禁!
10年代以降のUKエレクトロニック/インディー・シーンでもっとも重要なアクトとして活躍を続けてきたドム・メイカーとカイ・カンポスの2人から成るマウント・キンビー。かつてジェイムス・ブレイクもライブ・メンバーとして在籍し、エレクトロニック・ミュージック・シーンにおいて、中心的な役割を果たしてきた彼らが、それぞれのメンバーが手がけた作品を収録した2枚組の最新アルバム『MK 3.5: Die Cuts | City Planning』を11月4日に〈Warp〉よりリリース決定!ドムが手がけた『MK 3.5: Die Cuts』から新曲「f1 racer (feat. Kučka)」とカイが手がけた『City Planning』から新曲「Zone 1 (24 Hours)」がそれぞれ公開されている。
Mount Kimbie - f1 racer (feat. Kučka) [Official Video]
Mount Kimbie - Zone 1 (24 Hours) [Official Audio]
『MK 3.5: Die Cuts | City Planning』は、ドム・メイカーとカイ・カンポスが過去10年間でいかに成長したかを示すとともに、マウント・キンビーの美学の二面性が表現されている。ドムの作品である『Die Cuts』はカラフルなメロディーが主体となっており、様々なコラボレーターを招き入れたことで多様なスタイルを楽しめる作品となっている。カイの作品である『City Planning』はディープで私的な美的探求の産物である。両者は、そのコントラストによって互いに補完し合っており、それがマウント・キンビー独自のサウンドを生み出しているということが改めて体感できる。
ドムがプロデュースした『Die Cuts』は、彼が約5年前にLAに移り住んで以降、バンドの旧友でコラボレーターのジェイムス・ブレイクと同様のインスピレーションから作られたものだ。2人は、ジェイ・Z、トラヴィス・スコット、エイサップ・ロッキー、シザ、ロザリアといったヒップホップやポップのフィールドで活躍するビッグネームと次々と制作セッションを行うようになった。ドムは最近ではジェイムス・ブレイクと共にスロウタイとのコラボレーションも行なっている。『Die Cuts』は、この新たなコミュニティとドムのプロデューサーとしてのビジョンを反映したものだ。ヒップホップ、RnB、エレクトロニック、ポップの間を行き来するこの作品は、作り込まれたソングライティングと、繊細かつレフトフィールドなタッチが融合しており、ジェイムス・ブレイク、スロウタイ、ダニー・ブラウン、レジー、ウィキ他、豪華ゲストが参加している。
カイがプロデュースした『City Planning』は、マウント・キンビーの最高傑作である2017年の『Love What Survives』発売時のワールド・ツアーがきっかけとなった。故郷に戻った彼は、それまでのムードからの気分転換をしようとしたところ、その可能性を、無計画で予測不可能、そしてスリリングなDJに見出した。それ以来、彼はDJとしてキャリアを築き上げ、Field Day、Dekmantel、MeltといったフェスやPrintworks、Fabric、Sub Club、Concreteといった大型クラブに出演し、DJ-Kicksを含む数々のミックスの制作を行なってきた。そして、この新たな旅の成果として完成したのが『City Planning』だ。ワイルドで、繊細で、ループするサウンドが収められたこの作品は、アヴァンギャルドな要素を巧みで洗練されたアウトプットで表現している。洗練されたビートとアルペジオとは対称的に、奇妙で強烈な個性を感じるサウンドも散りばめられており、それがアルバム全体を暖かく魅力的な作品に仕立て上げている。
待望の最新作『MK 3.5: Die Cuts | City Planning』は11月4日にCD、LP、デジタルでリリース!国内流通仕様盤CDには解説書が封入され、LPはブラック・ヴァイナル仕様の通常盤と、クリア・ヴァイナル仕様の限定盤で発売される。