Off Off On
This Is The Kit
RELEASE: 2020.10.23
ザ・ナショナルやシャロン・ヴァン・エッテンらが称賛する新たなUKコンテンポラリー・フォーク・サウンド。
英国出身フランス在住SSWケイト・ステイブルス率いるディス・イズ・ザ・キット、〈Rough Trade〉から最新アルバム『Off Off On』をリリース。
物事をけなしているだけじゃ変化は起こらないわ
- ケイト・ステイブルス(ディス・イズ・ザ・キット)
英国ウィンチェスターに生まれ、現在パリに拠点を置くシンガー・ソングライターのケイト・ステイブルスが率いるプロジェクト、ディス・イズ・ザ・キットが英名門レーベル〈Rough Trade〉から最新アルバム『Off Off On』を10月23日にリリースする。今回のアルバム発表に合わせて「This is What You Did」のMVを公開した。
ケイト・ステイブルスは、2008年にデビュー・アルバム『Krulle Bol』とともにUKコンテンポラリー・フォーク界の新星として突如頭角を現した。そのソングライティングの才能からザ・ナショナルのアーロン&ブライス・デスナー兄弟から絶大な支持を受け、兄弟が主宰するレーベル〈Brassland Records〉から過去2作を発表。これまでザ・ナショナルだけでなくシャロン・ヴァン・エッテン、エルボーのガイ・ガーヴェイらから称賛されている。その後プロデューサーにPJハーヴェイやパフューム・ジーニアス、オルダス・ハーディングなどを手掛けるジョン・パリッシュを迎えて名門〈Rough Trade〉からリリースされた『Moonshine Freeze』(2017)は各メディアから絶賛され、音楽誌Mojoやレコード・ショップRough Tradeなどのその年のベスト・アルバムに選出されている。
最新作『Off Off On』は、ボニー・ライト・ホースマンやマズとして活動するジョシュ・カウフマンがプロデューサーを務め、アルバム制作はザ・ナショナルのアルバム『I Am Easy To Find』(2019)の制作やツアーに参加したことがきっかけとなってスタートしたという。豊かな光を放ち、人生の鼓動や流れに鋭く敏感な最新アルバム『Off Off On』は、これまでのシンプルかつ温もりのあるフォーク・サウンドと、ステイブルスの柔らかい歌声はそのままに、ディス・イズ・ザ・キットのアイデア、エネルギー、パワーに満ち溢れている。困難な時代に、このアルバムは潮に逆らって動き、嵐に逆らって立つ、まるで生命線のように感じさせるまさに“On”なコンテンポラリー・フォークの名盤と言っても過言ではない。
『Off Off On』は10月23日にリリースされる。国内盤CDには歌詞対訳と解説が封入されるほか、ボーナス・トラックを3曲追加収録する。現在iTunes Storeでアルバムを予約すると、今回公開された「This is What You Did」がいち早くダウンロードできる。