この一年でブレイクしたアーティストの一人だ
- mixmag
繊細な感情と繊細で複雑なクラブミュージックの海
- Pitchfork
デビューから18ヶ月の間でベルリンのベルグハイン/パノラマ・バー、イビザのDC-10でのプレイ、そしてプリマベーラ・サウンドへの出演やジェイミー・エックス・エックスとのロンドンでの共演など、瞬く間に活躍の場を世界へ広げていったDJ、ラッパー、シンガーソングライターとして活躍するパク・へジンが〈Ninja Tune〉よりEP『How can I』を6月26日にリリースすることが決定。
Park Hye Jin - 'Like this' (Official Video)
https://www.youtube.com/watch?v=XBkWNlVBvls
i-D、Hypebeast、Boiler Room、FADER、Dazedでのピックアップ、そしてOnesToWatchの「Best New Artists: 2020」の一人にも選ばれたパク・ヘジンの最新EP『How can I』に収録された6曲は、2019年の間に彼女が初めてヨーロッパ、北米、オーストラリアを旅した際のトランジットの時間を中心に制作されたもので、これまでの彼女のアウトプットの中で培われた多様なスタイルが表現されている。「Like this」では、ドリーミーなメロディと疾走感のあるリズムの上に彼女の中毒性のあるヴォーカルを乗せられている。また、ムーディーなテクノの「NO」やJuke / Footwork にインスパイアされた「How come」では、自分の境界線を押し広げ、カテゴライズされた概念を超えた才能をみせている。どのようなスタイルであっても、このEPに収録されたトラックは繊細でエモーショナルな空気を纏っており、「Can you」の中では "あなたのことを愛してるし、大嫌い、私のベイビーになってくれる?” と歌っている。そしてEPを締めくくる「Beautiful」ではインストを中心とした明るいメロディーを作り上げている。
このEPが制作された2019年には、今の状況を想像することは不可能だっただろう。しかし彼女にとっては、一刻も早く音楽をリリースすることが重要だった。
明日死ぬかどうかは誰にもわからないけど、もしそうなってもこれをリリースできたし、幸せに死ねる。
今まで待っていてくれてありがとう。
- Park Hye Jin