Basic Volume
Gaika
RELEASE: 2018.09.28
ダンスホール、エレクトロニックミュージックを超えた圧巻のガイカワールド!
ソフィー、ジャム・シティも参加したガイカの待望のデビューアルバム『Basic Volume』のフィジカルでのリリースが決定!
代名詞であるゴシック・ダンスホールとインダストリアル・エレクトロニックの融合が、一つの到達点に達した作品で、様々なジャンルを吸収しそれをアウトプットした、広大であると同時に密度の濃いアルバムとなっている。
UKのサウンドシステムカルチャーとエレクトロニックミュージックの境界線をなくすようなサウンドで、リスナーをガイカワールドへと誘う今作。マドンナ、チャーリーXCX、ヴィンス・ステープルズらのプロデュースワークでも知られるソフィーや、以前もコラボレーションしたジャム・シティなどがプロデューサーとして参加。
Paco Ratertaが監督を務めた「Immigrant Sons (Pesos & Gas)」と「Crown & Key」のMVが公開されている。
「Immigrant Sons (Pesos & Gas)」はガイカとソフィーが共同プロデュースを行っており、ガイカがガイカたる所以である、彼特有のエッジーなサウンドを保ちつつも新たにメロディアスな領域に彼自身を突入させた一曲となっている。
スモーク、廃墟、ギャング、等々、荒廃した景色を映し出す中、集団の中でリーダーのように振る舞うガイカ本人が暴力的かつどこか神秘的な感じも漂わせる映像に、ガイカのキャリア史上一番ポップで感情を揺さぶるような楽曲が乗り、まさにガイカワールド炸裂といった内容に仕上がっている。
「Immigrant Sons (Pesos & Gas)」と同じく「Crown & Key」の映画的なMVを制作したPaco Ratertaは「初めてこの曲を聴いた時に、俺が子供の時に村で聴いた葬儀聖歌を思い出したんだ。子供の時に見ていた悪夢も一緒に頭の中に浮かんできたね。もしクリスチャンのビジュアル的なイメージを知っているなら、それがグロテスクで堅苦しいのと同時にとても美しいという事もわかるだろう?聖書を持って教会に入った時に俺からはみんなの顔がはっきり見えないけどみんなは俺の方を見ている、そんな子供の頃の記憶がインスピレーションになったんだ。」と語る。
博識なガイカのアウトプットは様々な世界に広がっており、アカデミックな知識やイギリスのレゲエサウンドシステム、哲学や政治学、更には仲間のミュージシャンなどあらゆる事から影響を受けて行われている。それらの影響と彼自身のアイデンティティが交わることで楽曲は作られている。
ブリクストンで育ち、サットンの学校に通いジャマイカやグレナダで過ごしたガイカは決してストレートなアプローチを行わない。「俺がやることはいつも『自分らしくいろ、自分が誰であれ人々はそれについてくる』っていうことなんだ。」ガイカは続けてこう語る。「自分がこうだって自分で言ったとしたら、それが自分なんだよ。俺は全てのカラーの人、全ての黒人にこのことを届けていきたい。自分たちが好きなもの、作るもの、やること、そして外からの影響を受けてアートというものがどのように定義づけられるのか、ということに関する考えっていうのをぶち壊そうとトライしているんだ。 」
待望のデビュー・アルバム『BASIC VOLUME』は、7月27日(金)にデジタル配信で世界同時リリース。CD/LPは9月28日(金)にリリースされる。