ニュー・シネマティック・ジャズと電子音が描き出す、あまりにも美しい夜明けの十景。ヒドゥン・オーケストラ最新アルバム完成。

シネマティック・オーケストラ、ノスタルジア77、ゴー・ゴー・ペンギン、ママル・ハンズ、そしてフローティング・ポインツ・アンサンブルなどジャズの拡張性を追求するUKジャズ・アクトの中でも異彩を放つプロデューサー/作曲家のジョー・アチソンのメイン・プロジェクト=ヒドゥン・オーケストラが実に5年ぶりとなる待望の3rdアルバム『Dawn Chorus』をリリース。

アチソンが何年にも渡り世界中で録音した鳥のさえずりやフィールド・レコーディングを駆使した全10曲からなる本作は、それぞれに違う夜明けのシチュエーションでレコーディングされたもので、例えば1曲目「First Light」は2009年12月の午前5時に降り積もった粉雪に囲まれて録音したものだという。

さらにポピー・アクロイド、ティム・レーン、ジェイミー・グラハムといった不動のコア・メンバーに加え、ハープ奏者のメアリー・マクマスター、チェリストのスーア・リー、クラリネット奏者のフロークスら多彩なミュージシャンとともに紡いだセッションは静寂のポスト・クラシカルから、壮大なジャズ・ドラムンベースまで表情豊かな幅広い音楽性へと結実。かけがえのない10の夜明けがリスナーの琴線へと染み入る傑作がここに誕生した。

*限定盤LPはウルトラ・クリア・ヴァイナル仕様