Late Night Tales Presents Sasha: Scene Delete
Sasha
RELEASE: 2016.04.01
トム・ヨークの相棒ナイジェル・ゴドリッチ参加!
あのUKシーン御大サシャが〈Late Night Tales〉に初登場!!
全曲本人の秘蔵音源(!)で構成されており、普段のスタイルとは違う新たな側面を見出した一枚!!
「真夜中に聴きたい音楽」をコンセプトに著名アーティストにミックスCDを制作してもらう人気コンピレーション・シリーズ『Late Night Tales』の最新作に、UKクラブシーンの伝説サシャが登場!
なんと全曲本人による秘蔵音源で、コンピレーションというよりもはや最新オリジナル・アルバムと言っても過言ではない本作。
普段のクラブ・トラックとは異なるアプローチで長年に渡り制作された楽曲群から、本人が選び抜いた珠玉のオリジナル21曲(LPは18曲)を収録。ニルス・フラームの『Late Night Tales』を聴いて楽曲提供を決めたと本人が述べる様に、終始抒情的な世界観の中でアトモスフェリックな音色を軸にアルバムは展開していく。
特筆すべきはこのプロジェクトのきっかけともなった14曲目「Bring on the Night-time」。サシャがデヴィッド・ガードナー、サーマルベアーと共作、ウルトライスタ(レディオヘッドのプロデューサーであるナイジェル・ゴドリッチ、アトムス・フォー・ピースのメンバーでベックやR.E.M.のセッション・ミュージシャンとしても活動するドラマーのジョーイ・ワロンカー、グライムスやM.I.A.の引き合いに出されるヴォーカルのローラ・ベッティンソンからなる3ピースバンド)がアレンジを担当したものの長年お蔵入りしていた名曲が、本作をきっかけに遂に日の目を見ることとなった。作品全体を通してミスティックかつウェットなテクスチャーが往年のプログレッシヴ・ファンの心をわしづかみにする事請け合いで、改めて新しいものだけが正しいわけではないと痛感させられる、素晴らしい一枚の誕生です。