Everything Is No Thing
Jah Wobble & The Invaders Of The Heart
RELEASE: 2016.07.22
あの男が帰ってきた! !
衝撃ベース・プレイでポスト・パンク、オルタナティヴの流れに決定的な影響を与えたジャー・ウォブルが超大作を携え帰還!プロデュースは盟友ユース!ジャー・ウォブル × トニー・アレン による奇跡のリズム・セクション! !
『アフロ・ビート、ジャズ・ファンク、ダブ・フュージョンの世界へと勇敢に飛び込んでいる驚くべきアルバム。ハイファイ録音のサウンドも最高で、これはジャー・ウォブル版マイルス・デイヴィスとも言うべき作品だ 』- ユース (Killing Joke)
PIL(パブリック・イメージ・リミテッド)でパンクとダブを濃密圧縮した衝撃ベース・プレイにより以後のポスト・パンク、オルタナティヴの流れに決定的な影響を与えたジャー・ウォブルが、原点とも言うべき自らのバンド、ジャー・ウォブル・アンド・インヴェイダーズ・オブ・ザ・ハートを再始動させ、作り上げたのが今作。
壮大なインストゥルメンタルで幕を開け、アルバム全編を通して想像を掻き立てると共に穏やかだが自信に満ちた充実の旅へと聴き手を誘う。
盟友ユースがプロデュースし、腕利きのブリティッシュ・ジャズ系のプレイヤー陣が脇を固める今作は、名シンガー、オーロラが歌う「Cosmic Love」(M-2)、伝説のサイケ・ロック・バンドとして知られるホークウインドのニック・ターナーがフルートを奏でる「INFINITY IN THE VOID 」(M-4)を収録。そしてなんと音楽史を揺るがす大事件、ジャー・ウォブルが長年共演を熱望していた伝説のドラマー、フェラ・クティのアフロ・サウンドを担ったトニー・アレンとの共演が実現! 奇跡のリズム・セクションが繰り出すグルーヴ「FREEDOM PRINCIPLE」(M-6)、「WE-ME」(M-8)は鳥肌もの! ! 更に日本盤ボーナス・トラックとして「We-Me (Cosmic Creator Destroyer Dub)」を収録。
今作は、ジャズ、ファンク、アフロ、ワールド・ミュージックなどを自由にクロスオーバーさせたハイパー・ミクスチャー・アルバムであり、まさにジャー・ウォブルにしか作り得ない世界。
サウンドそのものはとても親しみやすく、ジャズ、フュージョンとしても楽しめる1枚でもあるが、その根底に流れる膨大な音楽的な知識や体験が、他にはない圧倒的な世界観を作り上げている。パンク以降の時代をもっとも誠実に音楽と共に歩んできた男の最新作は、完全に時代をとらえた1枚になっている。
不思議な幾何学模様のジャケットは、画家としての活動でも知られるジャー・ウォブル自身によるもの。