Someday World
Eno・Hyde
RELEASE: 2014.05.03
我々が共有した特別な空間から生まれたものは、
驚くほど輝かしく、歓喜溢れるものだった。― ブライアン・イーノ
ついに実現!ブライアン・イーノとカール・ハイドによる共演アルバムが誕生!
ブライアン・イーノ、そしてアンダーワールドのカール・ハイドによる共演作が4月28日(月)にリリースされる。『Someday World』と名付けられた本作には9曲が収録され、それら全てがイーノとハイドの作曲および歌唱によるものとなっている。加えて、イーノのロキシー・ミュージック時代からの盟友アンディ・マッケイ、シェウン・クティ作品をイーノと共にプロデュースしたジョン・レイノルズといった卓越したサポート・ミュージシャンたちが多数名を連ね、また共同プロデューサーとして、弱冠20歳のフレッド・ギブソンが参加。
本作は、イーノとハイドが継続して行なってきたコラボレーションの一環であり、2人が制作した記念すべき初のアルバム作品となる。イーノ自身が担当したアートワークも、ハイドによって撮影された写真が使用されている。
私の知る素晴らしい街の多くは丘の上に築かれており、それらの街は美しい。なぜなら、そこに築かれる建造物には適応という“制約”が課せられるからだ。それらは、基盤となる地質学的条件に沿って造形されなければならない。そして、それにより常に極めて興味深い建造物が生まれることとなる。というのも、それらは整然とした区画にはなり得ず、環境に応じて何らかの変形を強いられるからだ。このアルバムで築き上げた“建造物”は、意図的に不規則で不均整なものに造られている。
私は、膨大な数の“原案”を放置したままにしており、何かがそれらに命を吹き込んでくれるのを待っていた。それらを単なる“実験”以上のものにしてくれる何かをね。その“何か”こそ、カール・ハイドだったんだ。
― ブライアン・イーノ
まるで9歳児に戻ったかのような気分さ。自分に与えられた状況を理解する間もなく、録音ボタンが押されていて、そこに自分が吹き込まれていくんだ。やがて、想像を超えるパターンが出来上がっていく。一番の驚きは、二人とも生演奏を基調にした反復音楽、つまりアフロビートが大好きだったということだ。ブライアンが初期のトラックを聴かせてくれた時には、思わず言ってしまったよ。『ああっ、まさにこれは僕の原点だ! ちょっとギターを借りてもいい?』と。
― カール・ハイド
音楽のみならずアートの世界でも多大なる影響をもつ2人による『Someday World』は、国内盤(ボーナストラック追加収録+アーティスト本人によるライナーノーツ訳付)と、デラックス盤(特装パッケージ+4曲入りボーナスディスク+アーティスト本人によるライナーノーツ訳付)、アナログ盤、デジタル・フォーマットでリリースされる。