Broken Knowz
Jay Daniel
RELEASE: 2016.11.25
レゴウェルトやレヴァンティス(アクトレス別名義)がリリースする気鋭レーベル〈Technicolour〉から、盟友カイル・ホールと次世代のデトロイト・シーンを担う逸材、ジェイ・ダニエルが待望のデビュー・アルバムをリリース!!!
25歳のジェイは、デトロイト系エレクトロニック・ミュージック・プロデューサーの最も若い世代を牽引する存在である。
過去5年においてセオ・パリッシュ主宰〈Sound Signature〉から「Scorpio Rising EP」を、カイル・ホール主宰〈Wild Oats Music〉から「Karmatic Equations」をリリースしており、ファンキンイーヴンによるシングル「Abyss」にも参加、NY~ロンドン~日本~オーストラリアを股にかけギグを行っている。
2015年には、セルフレーベル〈Watusi High〉を設立し、「School Dance」を発表し着実にキャリアを形成。
そして本作『Broken Knowz』は、ジェイが過去作から次のフェーズに上がるという点で象徴的な作品に仕上がっている。
制作において、ドラム・プログラミングにおける制約や生身のフィーリング/感情の欠落に失望したジェイは、母親(カール・クレイグのガラージ・ハウス傑作「Stars」に歌手として参加したナオミ・ダニエル)の地下室にもぐり、自身初となる試みとしてマルチトラック・ミキサーに自ら演奏した曲を録音していった。
これは、本作においてより生楽器の鳴りや生身の人間の感覚を意識したジェイにとって、重要な判断であった。結果として「Paradise Valley」「Boolin’」「Yemaya」リード・トラック「Knowledge Of Selfie」におけるリズムセクションの絶妙な間や抜き差し、ジェイの十八番ともいえるシンセの鳴りに繋がっていく。
『Broken Knowz』は、レゴウェルトやフローリアン・クプファー、アクトレス変名義レヴァンティスやハイエログリフィック・ビーイングら素晴らしいレフト・フィールド・クラブ・ミュージックをアウトプットしてきた〈Technicolour〉からアルバムとしては3作目となる。