Homosapien
Pete Shelley
RELEASE: 2025.06.06
70年代を代表する伝説的バンド、バズコックスの象徴的フロントマン
ピート・シェリーのソロ作2タイトルが再発決定!!
セックス・ピストルズやニルヴァーナのオープニング・アクトを務め、70年代の最も熱く、激しかったパンク・ムーブメントの中、ひときわ存在感を放っていたバズコックス。パンクの文脈の中で、類稀なポップセンスとキャッチーなメロディで、他のバンドと一線を画していた彼らの象徴的なフロントマンとして君臨していたのが、2018年に惜しくも亡くなったピート・シェリーである。今回再発される、彼のソロ作2タイトル『Homosapien』と『XL1』は、81年のバズコックス解散後に発表され、ニューウェーブやパンクを経た彼が、自身のポップセンスをより研ぎ澄まし、テクノやシンセ・ポップなどの新たなスタイルに身を委ねて完成させた名作である。
82年にリリースされた『Homosapien』は当時、その直後に発表されたヒューマン・リーグの『Dare』と、その大ヒット曲「Don't You Want Me」によって影を潜め、正当な評価を受けていなかった。シンセポップが最盛期を迎えていた時期にリリースされた両作は、どちらもマーティン・ラッシュントがプロデュースし、同じスタジオで録音されている。しかし、本作のタイトル曲「Homosapien」がBBCで放送禁止となり、当時のスポットライトは完全にヒューマン・リーグに向けられていた。放送禁止になった「Homosapien」は、81年に先行シングルとして発表され、リリースされた12インチ盤には9分間のダブ・バージョンが収められており、今回の再発盤には、その貴重なダブをはじめとするレア・トラックが多数収録されている。