Ness
Hayden Thorpe
RELEASE: 2024.09.27
UKインディー・バンド、Wild Beastsの元フロントマン
Hayden Thorpeが核爆弾開発研究施設に着想を得た衝撃的な作品を発表!
「ここは兵器開発者たちが、反対派の人々を攻撃するために
太陽のエネルギーを照射する方法を追求した場所なんだ」―Hayden Thorpe
マーキュリー賞へのノミネートや全英トップ10入りなど一世を風靡したWild Beastsの元フロントマン、Hayden Thorpeによる最新アルバム『Ness』が9月27日に〈Domino〉からリリースされる。かつてイギリス国防省が両世界大戦と冷戦時代に兵器開発を行なっていた場所、Orford Ness。本作はこの施設に着想を得ているが、楽曲の元となったのはベストセラー作家Robert Macfarlaneによる同タイトルの著書(挿絵はStanley Donwood)だという。Thorpeはこの著書から文章や詩を再編集し、13の楽曲として新たな生命を与えた。
スポークン・ワードから始まる先行シングル「They」は、ThorpeがMacfarlaneと初めてOrford Nessを訪れ、「爆弾のクレーターや破壊された建物のそば」で昼食をとった後に書かれた曲。他にも、官能的でリビドーに満ちた「She」から、不気味なレクイエム「Merman」まで、Orford Nessという謎とパラドックスに包まれた風景のコントラストが、フォークや実験的なオーケストラ、エレガントなポップという形で聴き取れる。