Guy
Jayda G
RELEASE: 2023.06.16
DJ/プロデューサー/環境毒物学者/放送作家など多岐に渡って活動し、グラミー賞ノミネート歴のあるバンクーバーの才媛ジェイダ・G。テイラー・スウィフトやデュア・リパのリミックスを手がけ、グラストンベリーやコーチェラなど世界中のフェスへの出演を果たし、ここ日本では2019年にRAINBOW DISCO CLUBに出演するなど、国内外で注目を集める彼女が最新アルバム『Guy』を6月9日に発売決定!新曲「Circle Back Around」のMVを公開した。
Jayda G - 'Circle Back Around' (Official Video)
本作にはソー、デヴィッド・バーン、アデルなどを手がけるジャック・ペニャーテが共同プロデューサーとして参加、更にはイベイーのリサ=カインデ・ディアスに加えてストームジーやジョルジャ・スミスらを手がけるプロデューサー、エド・トーマスがアルバムに参加している。
『Guy』は、ジェイダ・G自身の声と言葉にこれまで以上に焦点を当てている。彼女のハウス、ディスコ、R&B、ソウルのルーツを生かしつつ、ポップなソング・ライティング感覚を発揮した全13曲を収録しており、彼女の亡き父、ウィリアム・リチャード・ガイのアーカイヴ音声が散りばめられている。
この音声は、ジェイダ・Gが10歳の時に、父が亡くなる直前に録音されたもので、11時間以上にも及ぶものだったという。アルバムは、アフリカ系アメリカ人の青年の目を通して語られる、アメリカでの経験の小さなスナップショットであり、直接引用した父の言葉とジェイダ・Gの深くパーソナルな歌詞の組み合わせによって、彼の人生が描かれている。
カンザスの荒れた地域で育ち、近所のいじめっ子や警察、地元当局との様々な交流をした事(「Scars」、「Circle Back Around」)、18歳で結婚しベトナム戦争に入隊、帰国すると妻には別の男がいた事(「Heads Or Tails」、「Lonely Back In O」)、ワシントンDCに移り住み夜間のラジオDJとして副業をしていたが、1968年の人種暴動に巻き込まれてしまった事、(「Blue Lights」)そしてカナダでの新しい生活ではジェイダ・Gの母親と結婚し、自分だけでなく子供や地域の人々にもより良い人生を送ってもらおうと思うようになった事(「Meant To Be」)など、アルバムを通して彼の人生が描かれている。
更にアルバムは、ジェイダ・Gの祖母と黒人女性の強さに敬意を表し(「When She Dance」)、内省的な展開を見せる。父を失った悲しみについて(「15 Foot」)だけではなく、父親の人生を知り、死後にテープを聴くことがジェイダ・Gにとって何を意味したのか(「Your Thoughts」、 「Sapphires Of Gold」)についても語られている。
このアルバムは、アフリカ系アメリカ人の経験、死、悲しみ、そしてそれに対する理解についてのストーリーテリングのブレンドにしたかった。
当然、私の物語でもあるけど、私と父の物語であって、自分自身のためにもっと多くを望み、それを見つけるために旅に出た多くの人々の物語でもある。
このアルバムは、虐げられてきた人たちや、決して楽な人生を歩んできたわけではない人たちのために作られた。
- Jayda G
ジェイダ・G待望の最新作『Guy』はCD/LP/デジタルで6月9日に発売!