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USロック・シーンに新たな風を吹き込むササミ
日本の妖怪、"濡女”がインスピレーションとなった最新作『SQUEEZE』を2022年2月25日に発売!
アルバムから2曲「The Greatest」と「Skin A Rat」を映像と共に解禁!
メガデスのドラマー、ダーク・ヴェルビューレン他、豪華ゲスト参加!
ミツキやジャパニーズ・ブレックファスト、CHAIらアジア系女性アーティストの活躍が著しいオルタナ・シーンに、また新たな才能、ササミが登場!ロサンゼルスを拠点に活動するササミ (SASAMI) ことササミ・アシュワース (Sasami Ashworth)。バンド活動を経て、2015年にリリースしたセルフタイトルのデビュー・アルバムで「ロック界の次なる大物」(The FADER)と評価され、シングル「Callous」でPitchfork【BEST NEW TRACK】を獲得するなど注目を集めた。その後もスネイル・メイルのサポートを務め、この秋にはジャパニーズ・ブレックファストとの北米ツアー、来年にはミツキとのヨーロッパ/UKツアーも予定されているなど着実にキャリアを歩んでいる彼女が、2022年2月25日に最新アルバム『Squeeze』をリリースすることを発表!合わせて「The Greatest」と「Skin A Rat」の2曲を映像と共に公開した。
「The Greatest」のMVは、ジェニファー・ジュニパー・ストラトフォード (Jennifer Juniper Stratford)が監督を務め、「Skin A Rat」のビジュアライザーは、ビョークやFKAツイッグス、トム・ヨークのミュージックビデオを手がけ、今作ではアルバム・ジャケットのデザインを担当したアンドリュー・トーマス・ホワン (Andrew Thomas Huang)が担当している。
「The Greatest」について、ササミは次のように語る。
この曲は、私たちが誰かに抱く最も偉大で重い感情は、それを実現したり、返したりすることができない場合が多いということを歌っている。ブラックホールから生まれたパワーのように。すべてがファンタジー。
また、暴力的なファンタジーにインスパイアされたという「Skin A Rat」については以下のように話す。
抑圧的なシステムや人間に対する怒りやフラストレーションを、カタルシスによって解放するためのサウンドトラック。ニュー・メタルの影響を大きく受けている。曲全体をiPadで作曲して、MIDIドラムでデモを作り、ドラマーにライブ演奏してもらった。
この楽曲では、メガデスのダーク・バーベレンがドラムを担当し、NYのシンガーソングライター、ヴァガボンことレティシア・タムコと女優でコメディアンのパティ・ハリソンがゲスト・ボーカルを務めている。2曲ともササミがプロデュースし、米ロサンゼルス出身のシンガーソングライター、タイ・セガールのスタジオとワシントン山にある人里離れたログハウスで録音された。
最新作『Squeeze』は本人がプロデュースを行い、一部の楽曲はタイ・セガールとの共同プロデュースとなっている。その他、ドリーミーなベッドルーム・ポップで人気のハンド・ハビッツことメグ・ダフィーや、タイ・セガールのバンドでも活躍するキング・タフことカイル・トーマス、フィービー・ブリジャーズのプロデュース作が話題となったクリスチャン・リー・ハトソン他、多くのゲストを招き入れて完成した作品となっている。
本作では痛烈な正直さと残酷なまでに妥協のないビジョンが表現されているが、それは頭が女性で体が蛇の日本の妖怪「濡女」からインスピレーションを受けている。母方が在日韓国人の家系であるという彼女は、韓国と日本が混ざり合った家族の歴史と文化を深く掘り下げていく中で、濡女に出会い、女性的で高貴でありながら、舌で血を吸い強力で凶暴だというその多面性に惹かれたという。
『Squeeze』では、制度的な暴力への怒りから、個人的な人間関係に関する事柄まで、幅広い題材が表現されている。シンガーソングライターでありプロデューサーでもある彼女は、ニュー・メタルの生々しい攻撃性、カントリー・ポップやフォーク・ロックの優しい素朴さ、そしてクラシック音楽のドラマチックなロマンティシズムを随所で表現しており、システム・オブ・ザ・ダウンからシェリル・クロウやフリートウッド・マック、さらにはバッハやマーラーに至るまで、様々な影響が垣間見える本作は、今再び様々な才能が生まれているUSインディの領域と可能性を広げている。
濡女のダークで幻想的な要素は、アルバム全体に漂うヘヴィ・ロック・サウンドに表れているが、ササミ自身は、リスナーがこの新しい不吉で強烈なサウンドに共感し「怒り、フラストレーション、絶望、そしてより暴力的で攻撃的な感情」を解放するためのサウンドトラックとして聴かれることを望んでいる。彼女の究極の願いは、BIPOC (黒人、先住民、有色人種)、クィアを含む社会から疎外された人々が作品を聴き、彼らが経験している抑圧や暴力からカタルシスを得ることだ。
アートワークはアンドリュー・トーマス・ホワンとリン・キムがデザインを担当、日本のホラー映画にインスパイアを受けた濡女が表現されており、ササミの母親が韓国語で書いた『Squeeze』の文字が使用されている。また作品の裏には、日本語でタイトルが記載されている。
待望の最新作『SQUEEZE』は2022年2月25日発売!国内盤CDには解説・歌詞対訳が封入され、ボーナストラックにはシステム・オブ・ア・ダウンのカバー曲「Toxicity」のLiveバージョンが追加収録される。
LPは通常のブラック・ヴァイナルに加え、限定のクリスタル・クリア・ヴァイナルも発売。
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