Secret Night Gang
Secret Night Gang
RELEASE: 2021.12.03
ソウルフルなヴォーカルで魅了するケマニ・アンダーソンと、切れのあるサックス奏者として一目置かれるキャラム・コネルの2人が率いるマンチェスター拠点のバンド、シークレット・ナイト・ギャングが、セルフタイトルのデビュー・アルバム『Secret Night Gang』をジャイルズ・ピーターソン主宰の名門〈Brownswood Recordings〉からリリースすることを発表した。現在、先行解禁曲としてアルバムから4曲が公開されている。
Secret Night Gang - Wanna Be With You
Secret Night Gang // The Sun
Secret Night Gang // Journey
Secret Night Gang - Captured
ケマニとキャラムのデュオは、マンチェスターのジャム・セッション・シーンで経験を積みあげた。そして、そこでバンドのベーシストとなったスチュー・ホワイトヘッドに出会ってトリオを結成し、暗闇のなか閉鎖したままのオールド・トラッドフォード(マンチェスター・ユナイテッドFCの本拠地)で、ジャムセッションを行った。そのときの経験から、彼らは自分たちのバンドを名付けたという。そしてその後、ドラマーのマイク・ウィルソンと、プロデューサー兼エンジニアとして、ダルケミスことイヴォンヌ・エリスを招き入れた。また、本作にはベースにウィルソンの同胞のジュヌロイが参加、ギターにはナイル・ロジャースのようなリズム・ギターを奏でるジャック・ダックハムが参加している。
現代的でクロスオーバーな感覚が取り入れられた本作において、バンドはファンク、ソウル、ジャズ、ディスコなど様々なジャンルを新しい感性でミックスしている。
僕らは自分たちのサウンドを、制限のないものとして表現している
ひとつのジャンルに固定していないんだ。このアルバムは、過去3年間を映しだすもので、僕らが好きな音楽とミュージシャンに対するオマージュでもある - キャラム・コネル
バンドはシック、クインシー・ジョーンズ、スティーヴィー・ワンダー、アース・ウィンド・アンド・ファイアーといった様々な音楽的影響をアルバム中に散りばめている。「Journey」はタワー・オブ・パワー風の楽曲となっており、「Lonely」はハード・ファンクなスタイルの楽曲で、アンダーソンの独特なヴォーカルスタイルが曲を通して輝いている。「Fall in Love」と「Beautiful Days」では心地良いR&Bを展開し、「The Sun」ではスピリチュアルな領域まで到達している。そして「Wanna Be With You」と「Live Your Life」では、ジル・スコットやJ・ディラの影響を感じるネオ・ソウルを披露している。
リスナーが音楽の中で自分を見つけられるような、制約のない楽曲を書いているんだ
でも、なんと言っても、考えるための音楽じゃなくて――踊るための音楽なんだよ - キャラム・コネル
シークレット・ナイト・ギャングによる待望のデビュー・アルバムは、デジタルで2021年10月22日にリリースされ、国内流通仕様盤CDと輸入盤CDは12月3日にリリースされる。3月25日に後発されるLPは通常盤に加え、3Dメガネが付属した3Dアートワーク仕様のLPも発売される。