Kaleidoscope + Kaleidoscope Companion (4LP)
DJ Food
RELEASE: 2021.07.16
LP 限定盤
AHED030(4枚組/カラーヴァイナル/ゲートフォールド仕様)
AHED030(4枚組/カラーヴァイナル/ゲートフォールド仕様)
¥ 4,510 +tax
DJ Foodによる2000年の名盤『Kaleidoscope』
20周年記念となる再発盤が4枚組LPでリリース!!
〈Ninja Tune〉創設者コールドカットによって考案されたDJ Foodプロジェクトからリリースされた2000年リリースの名盤『Kaleidoscope』。当時メンバーだった、ストリクトリー・ケヴことケヴィン・フォークスとPCことパトリック・カーペンターによってプロデュースされた今作は、DJネタを提供するというDJ Foodのもともとのコンセプトとは一線を画し、ビート・ミュージックの未来を予見したかのような完璧な作品だった。リリースから20年、ケヴとPCは『Kaleidoscope』の20周年を記念し、過去のアーカイブからオリジナルのレコーディング・セッションの資料から、別バージョンや別ミックス、未発表のアイデアを発掘し、それらを一つミックス音源にまとめ、改良を加えて『Kaleidoscope Companion』として作品化、オリジナル・アルバムと一緒に4枚組LPとしてリリースすることが決定した。
冒頭の「The Ents Go To War」は、陰鬱なアレンジと重厚なドラムが、「 Skylark」ではベースラインとスネアの間で繰り広げられる催眠術のようなダンスが、「Zoom Zoom」では気まぐれなパーカッションと空気のようなシンセサイザーが印象的だ。他にも「Kaleidoscope Companion」には、ファンならビビッと来る瞬間が満載。ビッグバンド・ミーツ・イージーリスニングな「Hip Operation」は、Sukiaの「Feelin' Free」リミックスの最初のバージョンに再利用されており、「A Strange Walk」は、コンピレーション作品『Xen Cuts』に収録されたリミックスの未発表バージョン。「Stealth」は、同じく『Xen Cuts』に収録された「The Ageing Young Rebel」のGentle Cruelty Remixの別バージョン。
DJ Foodの代表曲の別バージョン「The Crow (Slow)」は、メロディックなテーマを伸ばし、落ち着いたサウンドスケープへと展開し、最終的には別のダブバージョンへと溶け込んでいく。13分という長さの「Quadraplex (A Trip To The Galactic Centre)」は、別の合成トラックの様々なテイクをつなぎ合わせて作られている。『Kaleidoscope Companion』を締めくくる「Boo Hoo」は「The Sky At Night」の初期の短いバージョンで、アルバムの映画的なムードを伝えている。
これは新しいDJ Foodのアルバムではなく、当時生まれることのなかったアルバムなんだ。別の現実では、これらの楽曲が『Kaleidoscope』に収録されてたかもしれないが、20年経った今、オリジナル・アルバムに付随するものとしてリリースされる。
- ストリクトリー・ケヴ