Late Night Tales: Jordan Rakei
Jordan Rakei
RELEASE: 2021.04.09
トム・ミッシュ、ロイル・カーナーらとのコラボでも知られ、拠点とするロンドンの最旬ポップ・シーンと、同郷のハイエイタス・カイヨーテらが活躍するネオ・ソウル・シーンとのハイブリッドと形容される独自のサウンドで人気を集めているジョーダン・ラカイが、今年20周年を迎えた人気コンピ・シリーズ〈Late Night Tales〉に登場した。様々な楽器を操り、ヴォーカリストとしても、プロデューサーとしても才能を発揮するジョーダン・ラカイ。彼が選曲を手がけた本作では、厳選された楽曲のゴージャスな配列を通して、ジャズとヒップホップを駆使した独自のサウンドをスムーズに刻み込んでいる。彼自身の音楽にも反映されているように、歌を中心とした点が魅力のミックスとなっている。発表に合わせて、ジョーダン・ラカイがカヴァーしたジェフ・バックリーの「Lover, You Should've Come Home」が公開されている。
Jordan Rakei - Lover, You Should've Come Over (Late Night Tales: Jordan Rakei)
ニュージーランドに生まれ、オーストラリアで育ち、2015年にイギリスに渡り、現在はロンドンを拠点とするジョーダン・ラカイ。〈Soul Has No Tempo〉からデビュー後、直近の2作『Wallflower』と『Origin』は〈Ninja Tune〉からリリースし、幅広いファン層から指示を獲得している。
このミックスでは、できる限りの多く、自分が知っている人を紹介したかった。自分にとって『Late Night Tales』とは、リラックスできる瞬間を集めて蒸留する作業だった。リラクゼーションを目的としたコンセプチュアルな音をね。だから、そういった広がりのある作品を作っているコラボレーターや友人たちのことを考えたんだ。それに、自分の友人の作品を世界に広めようとしていたんだ。クルアンビンがシリーズに出演して有名になった話は知っているよ(実際のところ、自分もそうやって彼らを知ったんだ)。だから、雰囲気を出しつつも、お気に入りのコラボレーターや友人の曲を世界に向けて少しでも紹介したいというのがアイデアだった。気に入ってくれると嬉しいよ。
- Jordan Rakei
ジョーダンが言うように、収録された多くのアーティストはジョーダンと直接交流がある。レーベルメイトのフィンクによるオープニング曲に続いて、親友のアルファ・ミストが登場。M4「Count A Heart」では、オーストラリアのブリスベンにある同じストリートで育ったというモートンとのコラボレーションが実現。この曲は本作のエクスクルーシヴ・トラックとなっている。他にもスコットランドのプロデューサーでマルチインストゥルメンタリスト、C・ダンカンの心を揺さぶるような「He Came from the Sun」、バルセロナのオゾ・レオンによるドリーミーな「Virtual U」、ビル・ローレンスの「Singularity」など、時間と場所の感覚が印象的な楽曲が収録されている。
同シリーズ名物のエクスクルーシヴ・カヴァーとしてジョーダンが披露しているのは、ジェフ・バックリーの「Lover, You Should've Come Home」。CDでは、ジェフ・バックリーの「Lover, You Should've Come Home」がレディオヘッド「Codex」へと美しく繋げられているバージョンが収録されている。エクスクルーシヴ・トラックとして新曲「Imagination」が収録されている。最後には、ジョーダンの大ファンを公言し、交流もある映画監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥによるスペイン語のスポークン・ワード曲が収録されている。
『Late Night Tales: Jordan Rakei』は4月9日 (金) に世界同時リリース!アーティストによる全曲解説対訳が封入された国内流通仕様盤CD、輸入盤CD/LP、更に世界限定3000枚の限定輸入盤LP(グリーン・ヴァイナル)、デジタルで4月9日にリリースされる。