音楽フリーク注目のレーベル〈Disciples〉から初の日本人アーティスト作品となる最新作『Vertigo KO』のリリースを発表し話題のPhewが、同作より「The Very Ears Of Morning」に続き、自身も古くより親交のあるザ・レインコーツのカヴァー曲「The Void」を解禁した。
Phew - The Void
VIDEO
これは、アメリカ、ニュージャージーのラジオ局WFMUの依頼で2019年に録音したものです。
彼らは、1979年にリリースされたアルバムからのカヴァー曲を集めてコンピュレーション盤を企画していて、私に参加依頼がありました。Aunt Sallyも1979年にリリースされたので。
丁度、アナ・ダ・シルヴァとのアルバム、アイランドがリリースされてすぐの頃だったので、The Raincoatsの1stから「The Void」を選びました。
カヴァーするにあたって、1979年に録音されたこの曲をどう21世紀に落とし込もうかと、考えました。40年の時間の隔たり、重層的な時間軸を表現したかったのです。具体的に言うなら、この曲のビートは4つのわずかにテンポの異なるリズムのシークエンスが使われていて、一つのグルーヴを作っています。
- Phew
日本のアンダーグラウンド・ミュージック界の伝説的なアーティスト、Phew。1978年に大阪で最も初期のパンク・グループの一つであるアーント・サリー (Aunt Sally) のフロントを務めたのを皮切りに、80年代にはソロ・アーティストとして坂本龍一、コニー・プランク、CANのホルガー・シューカイ、ヤキ・リーベツァイト、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンのアレクサンダー・ハッケ、DAFのクリス・ハースなど、多くの著名なアーティストとのコラボレーションを行い、近年では、ザ・レインコーツのアナ・ダ・シルヴァ、ジム・オルーク、イクエ・モリ、オーレン・アンバーチ、ボアダムス/OOIOO/SaicobabのYoshimi (Yoshimi P-We)などとのコラボレーションも行っている。
最新作『Vertigo KO』は、これまでに、ブラック・ロッジ、ボグダン・ラチンスキー、ヒズ・ネイム・イズ・アライヴといったカルト・ヒーローたちの未発表音源を世に発表して音楽ファンから一目置かれてきたレーベル〈Disciples〉の審美眼に適った初の日本人アーティスト作品となる。
Phewの80年代初期のニューウェイブ指向の作品には、日本のみならず海外のコアな音楽フリークやレーベルから多くの関心が寄せられており、コラボレートしてきた著名なアーティストたちの数々も印象的だが、〈Disciples〉は『Light Sleep』『Voice Hardcore』といった近年の作品は、彼女の素晴らしいキャリアの中でもモダン・クラシックと呼ぶべき傑作であり、Phewが今、再び最盛期を迎えていることを確信し、本作のリリースへとつながった。〈Disciples〉が今回のリリースにおいて探求したいと思ったのは、まさに彼女の今なのだ。『Vertigo KO』は、前述の2枚のアルバムと同じ時期に録音された楽曲と、今回のリリース用に制作依頼された新曲を収録。アルバムには20ページのブックレットが付属しており、Phewについての文章と、表紙にもなっている塩田正幸の写真が収められている。
The Very Ears Of Morning
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CDは日本限定での発売。『Vertigo KO』に加え、今年5月に超少数入荷発売、即完売となった幻のカセット『Vertical Jamming』の内容を加えた2枚組CD仕様。Phew本人によるブックレット解説訳、解説書が封入となる。
また、ディスクユニオン限定でTシャツセットの発売も決定!CD、LPどちらもセット対象となっており、数量限定での発売となる。
Phew - The Void
これは、アメリカ、ニュージャージーのラジオ局WFMUの依頼で2019年に録音したものです。
彼らは、1979年にリリースされたアルバムからのカヴァー曲を集めてコンピュレーション盤を企画していて、私に参加依頼がありました。Aunt Sallyも1979年にリリースされたので。
丁度、アナ・ダ・シルヴァとのアルバム、アイランドがリリースされてすぐの頃だったので、The Raincoatsの1stから「The Void」を選びました。
カヴァーするにあたって、1979年に録音されたこの曲をどう21世紀に落とし込もうかと、考えました。40年の時間の隔たり、重層的な時間軸を表現したかったのです。具体的に言うなら、この曲のビートは4つのわずかにテンポの異なるリズムのシークエンスが使われていて、一つのグルーヴを作っています。
- Phew
日本のアンダーグラウンド・ミュージック界の伝説的なアーティスト、Phew。1978年に大阪で最も初期のパンク・グループの一つであるアーント・サリー (Aunt Sally) のフロントを務めたのを皮切りに、80年代にはソロ・アーティストとして坂本龍一、コニー・プランク、CANのホルガー・シューカイ、ヤキ・リーベツァイト、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンのアレクサンダー・ハッケ、DAFのクリス・ハースなど、多くの著名なアーティストとのコラボレーションを行い、近年では、ザ・レインコーツのアナ・ダ・シルヴァ、ジム・オルーク、イクエ・モリ、オーレン・アンバーチ、ボアダムス/OOIOO/SaicobabのYoshimi (Yoshimi P-We)などとのコラボレーションも行っている。
最新作『Vertigo KO』は、これまでに、ブラック・ロッジ、ボグダン・ラチンスキー、ヒズ・ネイム・イズ・アライヴといったカルト・ヒーローたちの未発表音源を世に発表して音楽ファンから一目置かれてきたレーベル〈Disciples〉の審美眼に適った初の日本人アーティスト作品となる。
Phewの80年代初期のニューウェイブ指向の作品には、日本のみならず海外のコアな音楽フリークやレーベルから多くの関心が寄せられており、コラボレートしてきた著名なアーティストたちの数々も印象的だが、〈Disciples〉は『Light Sleep』『Voice Hardcore』といった近年の作品は、彼女の素晴らしいキャリアの中でもモダン・クラシックと呼ぶべき傑作であり、Phewが今、再び最盛期を迎えていることを確信し、本作のリリースへとつながった。〈Disciples〉が今回のリリースにおいて探求したいと思ったのは、まさに彼女の今なのだ。『Vertigo KO』は、前述の2枚のアルバムと同じ時期に録音された楽曲と、今回のリリース用に制作依頼された新曲を収録。アルバムには20ページのブックレットが付属しており、Phewについての文章と、表紙にもなっている塩田正幸の写真が収められている。
The Very Ears Of Morning
CDは日本限定での発売。『Vertigo KO』に加え、今年5月に超少数入荷発売、即完売となった幻のカセット『Vertical Jamming』の内容を加えた2枚組CD仕様。Phew本人によるブックレット解説訳、解説書が封入となる。
また、ディスクユニオン限定でTシャツセットの発売も決定!CD、LPどちらもセット対象となっており、数量限定での発売となる。