MR PERRY I PRESUME : STARRING LEE PERRRY AS THE UPSETTER
Lee "Scratch" Perry
RELEASE: 2015.10.14
一般にはあまり知られていないLee Perryの楽曲にスポットを当てるのが本作における〈Pressure Sounds〉のミッション。クラシックのリミックスから、1973年に建てられてかの有名なBlack Arkスタジオ以前に録音されたもの、初ヴァイナル化する秘蔵トラックからBlack Arkスタジオ焼失後に掘り出された曲をエクスクルーシヴにミックスしたものまで。
本作はGeorge Faith「Don’t be afraid」(M-1)の12インチ・ヴァージョンから始まる。George FaithがBlack Arkで録音したクラシックLP『Super 8』からの一曲。他の曲よりも少しラフなテクスチャーが特徴で、エクレクティックなセットの始まりにもってこいの作品である。きっとLee Perry愛好家は、Susan Cadogenが再録する前のオリジナルのJoy White「Lay besides you」(M-4)や、Susanのアルバムに未収録の彼女とBunny Rugsとのデュエット作「Keep on trying」(M-12)に驚嘆するであろう。また「Words」(M-2)のアカペラ・ヴァージョンも収録。そしてなんと人気曲「Chase The Devil」の未発表ミックス「Devils dub plate」(M-15)、更に「Police & Thieves」の未発表ミックス「Police and dub」(M-13)も収録!更にレゲエ史に燦然と輝く「Sun is Shining」未発表ダブ・プレート音源(M-9)も収録!!!
ジャケットは、女優Nathalie Delon(俳優Alain Delonの当時のパートナー)が1970年代半ばにBlack Arkを訪れた際に撮影した写真を使用。スリーヴノートは、Lee Perryが欠く事の出来ない最重要人物となったUKサウンドシステム・シーンについて、Jeremy Collingwoodが執筆を担当。Lee Perryはダブプレートの録音と音楽的アイデアをジャマイカに持ち帰る為に頻繁に渡英し、イギリスにおけるジャマイカン・ミュージックのパイオニア達と 交流を深めていった。本作の収録作品は、ほぼアンリリースもので成り立っている。 ポップミュージックにおいて最もイノヴェイティヴなプロデューサーLee Perryを〈Pressure Sounds〉はこれまでに何度も紹介し続けてきたが、また新たな素晴らしいLee Perryのカタログが〈Pressure Sounds〉に加わった。