R Plus Seven
Oneohtrix Point Never
RELEASE: 2013.09.21
スティーヴ・ライヒ、フィリップ・グラス、ギャヴィン・ブライアーズ、ブライアン・イーノ、ハロルド・バッド、クリスチャン・フェネス、エイフェックス・ツイン…
そして間もなくのそのバトンはこの男の手に渡るだろう。
音楽シーンのみならず、現代アートや映画界からも熱い視線を集めるワンオートリックス・ポイント・ネヴァーが最新アルバム『R Plus Seven』のリリースを発表!国内盤は日本先行・ボーナストラック追加収録で9/21リリース!
実験音楽〜現代音楽シーンで今最も熱い注目を集めるアーティストであり、〈Warp〉との契約も大きな話題となったワンオートリックス・ポイント・ネヴァーことダニエル・ロパティンが、最新アルバム『R Plus Seven』収録の新曲「Problem Areas」を発表した。本楽曲は、オフィシャルサイトでの試聴が可能だが、サイトを訪れたユーザーを迎えるのは、デジタル・アートの世界で活躍するTakeshi Murataによるウェブインスタレーションである。また同時に公開された同曲のミュージック・ビデオもTakeshi Murataが手がけている。
実験音楽〜現代音楽シーンで今最も熱い注目を集めるアーティストがいる。先日〈Warp Records〉との契約も大きな話題となったワンオートリックス・ポイント・ネヴァーことダニエル・ロパティンだ。ニューヨーク、ブルックリンを拠点に活動するダニエル・ロパティンは、これまでに、カセットテープのフォーマットの作品も含め、様々なレーベルからワンオートリックス・ポイント・ネヴァー名義で作品を発表してきており、ピッチフォークで8.8点を獲得しBEST NEW MUSICにも選出された2011年作品『Replica』は特に評価が高く、テレビCMの音からとったローファイ・オーディオの素材を使って制作されていることでも話題となった。
近年では、2010年作品『Returnal』のタイトル・トラックをピアノ曲へと作り直した際にヴォーカリストとして招いたアントニー・ヘガティ(アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズ)や、現行アンビエント・シーンの最重要アーティスト、ティム・ヘッカーとコラボレーションするなど、ドローンにも現代音楽にも接近できる希有な音楽家として、その存在感を確かなものにする。さらに2011年にニューヨーク近代美術館で、ヴィジュアル・アーティストのネイト・ボイスとコラボレートしたマルチメディア・パフォーマンスを披露し、2012年のカンヌ映画際でもインスタレーション・イベントに参加。またソフィア・コッポラの最新映画『The Bling Ring』(2013年12月公開予定)のオリジナル・スコアを担当したことでも話題となっている。
今作『R Plus Seven』は、ダニエル・ロパティンの評価を決定づけた持つ高い実験性、それでいて幅広いリスナーに心地良く音楽を届けられる秀でたバランス能力がこれまでになく見事に発揮されている。また、これまでになくトラディショナルな音楽形式に挑戦しているという意味で、過去作品から大きな飛躍を果たした作品とも言えるだろう。一つ一つのアブストラクトなパーツがパズルのように組み合わさることで浮かび上がる劇的な情景が、いつの間にか聴く者を引き込んでいく。
また『R Plus Seven』のリリース発表に際し、収録曲「Still Life」を引用したネイト・ボイスとの最新コラボレーション・ビデオ「Still Life (Excerpt)」も公開した。
本作はスティーヴ・ライヒ、フィリップ・グラス、ギャヴィン・ブライアーズ、ブライアン・イーノ、ハロルド・バッド、クリスチャン・フェネス、そして、エイフェックス・ツインらによって提唱/更新されてきた現代音楽〜エレクトロニック音楽の大きな鉱脈に連なりながら、現行インディー・ミュージックのモニュメントとして大きな評価を獲得するだろう。