天才音楽家 チリー・ゴンザレスがカナダのCBC Musicで披露した、25分に渡るパフォーマンス映像が公開された。
最新作であり自身の傑作シリーズ最終章となった『Solo Piano III』の楽曲で構成された8曲を、現在も公開中のドキュメンタリー映画『黙ってピアノを弾いてくれ』でも描かれていたチリー・ゴンザレスのアイコンともいえる背中を丸めたガウン姿で立て続けに披露。


ゆっくりと話し始めるかのように「Pretenderness」のメロディが鳴らされ、エモーショナルなピアノの旋律が空間を包む。
「ただ音楽に語らせ、黙ってピアノを弾くだけ。」というファイストの言葉通り、彼を囲んだ観客たちに音楽を通して語りかけているかのような美しい音色を紡ぎあげる。
ラストに演奏されている「October 3rd」は『Solo Piano III』の中で最も感情が込められた楽曲であり、「もともと内向的であったジェイソン・ベック(彼の本名)自身に、ファンタジーの姿であるチリー・ゴンザレスはその真反対の人格でいよう、という決断を下した日」をそのままタイトルにしたという、彼にとって特別な1曲だそうだ。



先月にはダフト・パンクやウィーザー、さらにはドレイクなどの珠玉の名曲たちをゴンザレス節炸裂でピアノ・カヴァーした楽曲を集めた『Other People's Pieces』がついに初CD化。本作には誰もが知るクリスマス・ソングを短調でカヴァーした「A Minor Key Christmas Medley」も追加収録され、冬の空気を彩る美しいピアノ曲集となっている。クリスマスプレゼントとしてもぴったりなケースにゴールドのデコレーションが施された500枚限定クリスマス仕様盤も好評発売中!