INTRODUCTION

 ケンドリック・ラマーとチャンス・ザ・ラッパーが日本の夏フェスを席巻し、チャイルディッシュ・ガンビーノの「This is America」が世界中を震撼させた2018年。ポップ・ミュージックは激動期にあり、ネットのスピード感に遅れまいとするうち、半年前のリリースすら遠い過去のように感じている人も少なくないはず。だからこそ、この一年をじっくり振り返っておきたい。

 ビヨンセによるコーチェラの歴史的パフォーマンスが象徴するように、ポスト#MeToo時代の主役となったのは女性アーティストだった。その流れを強く感じさせたのがUSインディー・ロック。スネイル・メイルやサッカー・マミーといった新星や、ミツキ、ボーイジーニアス、アロウ・デ・ワイルド(スタークローラー)といった太い芯を持つ女性たちがシーンを牽引した。その一方で、ヨ・ラ・テンゴやブリーダーズなど90sオルタナ勢、ジャック・ホワイトやインターポールといった00s組がリリースした意欲作も印象深い。

 かたやUKでは、アークティック・モンキーズやThe 1975が時代と向き合い、ヤング・ファーザーズが怪作を発表するなか、急速にトレンド化したのがサウス・ロンドン。日本でもブレイクしたトム・ミッシュを筆頭に、コスモ・パイクやレックス・オレンジ・カウンティ、ジェイミー・アイザックなど若きニューカマーが続々と初来日。さらに同地では、ジャイルス・ピーターソン編纂のコンピ『We Out Here』を旗印に、シャバカ・ハッチングス、モーゼス・ボイド、ヌビア・ガルシア、カマール・ウィリアムス、マイシャといった新世代のジャズが急浮上し、シェイムやゴート・ガールが看板をはるロック・シーンも存在感を示した。

 また、『ブラックパンサー』『アリー/ スター誕生』などサントラの大ヒットが続出したなか、トム・ヨーク(レディオヘッド)が映画『サスペリア』の音楽を手がけたのも大きな話題に。トムと親交の深いフライング・ロータスも初監督作『KUSO』で映画界に殴り込んでいるが、とりわけ感慨深いのは、彼が主宰する〈Brainfeeder〉が10周年を迎えたこと。その卒業生であるカマシ・ワシントンの傑作『Heaven & Earth』がジャズはもちろん、ロック系メディアの年間ベストにも軒並みランクインしている現状に、同レーベルの功績が窺えるだろう。

 そして2019年は、ディアハンターによる新たな傑作からはじまる。エイフェックス・ツインやオウテカといった古株から、OPNやイヴ・トゥモアの新展開までアピールしてきた名門〈Warp〉が、記念すべき30周年にどんなアクションを起こすのかも気になるところだ。

2018年12月 小熊俊哉



今年もたくさんの新しい音楽が
リリースされましたね。
その中でも話題になったタイトルと一緒に
2018年を振り返ってみよう。

 STARCRAWLER “STARCRAWLER” 
今年日本に強烈なインパクトを与えたアロウ・デ・ワイルド率いる4人組
SXSW GRULKE PRIZE受賞!
初来日全5公演SOLD OUT!
FUJI ROCK FESTIVAL


 EVERYTHING IS RECORDED “EVERYTHING IS RECORDED by RICHARD RUSELL” 
カマシ、サンファ、イベイーなど錚々たるメンバーが一堂に会したコラボ・プロジェクト!
Rough Trade Albums of the Year 2位

 APHEX TWIN “COLLAPSE EP” 
これぞエイフェックス節!な音像と映像でファンを唸らせた待望の最新作
Crack Magazine Special Features
Pop-Up Store


 YVES TUMOR “SAFE IN THE HANDS OF LOVE” 
時代を切り拓く先駆者なるか?〈WARP〉と電撃契約を果たした鬼才。
Pitchfork the 50 Best Albums of 2018 10位
Crack Magazine Top 50 Albums of 2018 4位
Pitchfork Best New Music 9.1点獲得!


 YOUNG FATHERS “COCOA SUGAR” 
独自のスタイルを追求し続ける革新的サウンド。「境界線を踏み越えろ。時代は変わっているのだ」- rockin'on 4月号
The Skinny Albums of the Year 1位
Fopp Best Albums of 2018 5位
映画『T2 トレインスポッティング』楽曲提供


 GOAT GIRL “GOAT GIRL” 
不協和音ギリギリの不穏でクールなサウンドと媚びない気だるさを纏った4人が活気づく南ロンドンからデビュー
Rough Trade Albums of the Year 6位
東京・大阪初来日公演で初来日!
 GEORGIA ANNE MULDROW “OVERLOAD” 
歌姫の存在感と貫禄を携えた強い歌声。現代のニーナ・シモンとも称される才媛。
Music Magazine Top 10 Albums of 2018 (R&B/Soul/Blues) 5位
2019年初来日決定!2.10 & 2.11 Blue Note Tokyo


 V.A. “BRAINFEEDER X” 
フライング・ロータス主宰レーベルの10周年記念コンピ。過去と今、未来を繋ぐストーリーを存分に感じられる2枚組。
Brainfeeder 10th Anniversary!
Brainfeeder Night in SONICMANIA


 PARQUET COURTS “WIDE AWAKE!” 
爆発的なサウンドと強烈なパフォーマンスで知られるNYガレージ・パンク・バンド5作目!
Paste 50 Best Albums of 2018 2位
The Skinny Albums of the Year 2位
FUJI ROCK FESTIVAL


 KHRUANGBIN “CON TODO EL MUNDO” 
ボノボやファーザー・ジョン・ミスティも惚れ込むメロウでエキゾなミッドナイト・ファンク・ワールド
BBC Radio 6 Music Albums of the Year 2位
KCRW Best Albums of 2018 3位
2019年初来日決定!3.21 Shangri-La & 3.22 渋谷Quattro


 CHILLY GONZALES “SOLO PIANO III” 
天才音楽家の傑作シリーズ最終章。「ただ音楽に語らせ、黙ってピアノを弾くだけ。」- ファイスト
ドキュメンタリー映画『黙ってピアノを弾いてくれ』公開

 THOM YORKE “SUSPIRIA MUSIC FOR THE LUCA GUADAGNINO FILM” 
トム・ヨーク初となる映画音楽。傑作ホラー映画をエモーショナルなピアノの旋律や歌声が彩る。
rockin'on The Best Albums of 2018 11位
2019年公開映画『サスペリア』サントラ


 ONEOHTRIX POINT NEVER “AGE OF” 
時代の混沌の中で紡がれた21世紀の電子バロック音楽。最新にして圧倒的傑作。
初のバンドセットの革新的コンサート“M.Y.R.I.A.D.”来日
Music Magazine Top 10 Albums (Electronic Music) 7位
ele-king 30 Best Albums of 2018 10位
rockin'on The Best Albums of 2018 17位
SPIN 51 Best Albums of 2018 10位
 KAMAAL WILLIAMS “THE RETURN” 
ロンドン・ジャズのブラックネスここに極まれり。シーンの立役者、快心のデビュー作。
Bleep Top 10 Albums of 2018 6位

 YO LA TENGO “THERE’S A RIOT GOING ON” 
混沌と不安の時代に放たれた、穏やかな暴動。感情の広がりを表現し、心を解放させてくれる1枚。
UNCUT Best Albums of 2018 5位
Newsweek Best Albums of 2018
坂本慎太郎氏とのW追加公演も話題に!単独&朝霧JAM


 YAHYEL “HUMAN” 
海外ツアーやフェスを経て、より自我を固め、さらに深化した5人の人間らしさが溢れる1枚。
SXSW / ASIA TOUR
SUMMER SONIC
RISING SUN ROCK FESTIVAL


 KAMASI WASHINGTON “HEAVEN AND EARTH” 
「私の心が宿る世界は、私の心の中にある」壮大な魂の旅に誘う新世代ジャズ黄金期の象徴。
Music Magazine Top 10 Albums of 2018(Jazz) 1位
MOJO 75 Best Albums of 2018 1位
KCRW Best Albums of 2018 1位
Fopp Best Albums of 2018 1位
SUMMER SONIC


 THE LEMON TWIGS “GO TO SCHOOL” 
天才ダダリオ兄弟が紡ぐ、激エモロック・ミュージカル。来日時のカリスマ性溢れるパフォーマンスも話題に。
rockin'on The Best Albums of 2018 27位
東名阪来日ツアー!


 SNAIL MAIL “LUSH” 
2018年USローファイシーンに風を吹かせた神童。青春の胸の内を歌ったエバーグリーンなデビュー作。
Music Magazine Top 10 Albums of 2018(US Rock) 9位
Pitchfork 50 Best Albums of 2018 5位
Noisey 100 Best Albums of 2018 4位
単独ツアー&朝霧JAMで初来日!


 LOUIS COLE “TIME” 
10周年の〈BRAINFEEDER〉と契約を果たした超人。自作のぶっ飛びMVやセッション動画やソングライティング能力/超絶技巧で話題に!
Music Magazine Top 10 Albums of 2018(US Rock)6位
Music Magazine Top 10 Albums of 2018(Electronic Music)6位
MVに中毒者続出!
来日全3公演SOLD OUT!


 TOM MISCH “GEOGRAPHY” 
今年一の飛躍と言っても過言ではないほどの活躍を見せた若き天才。サマソニでも披露したラジオ大ヒットのグッド・ソングたちが集まった名盤。
2018年世界的大ブレイクの新人
Music Magazine Top 10 Albums of 2018(UK Rock)3位
Tower Records 2018 Best Sellers 16位



音がいいのはもちろん。
でも注目のポイントは他にも山ほど!
2018年のリリースをいろんな観点で振り返ります。



曲の魅力や世界観がさらに伝わる マストチェックなビデオたち。

yahyel - TAO
Louis Cole - When You’re Ugly

Goat Girl - The Man
Aphex Twin - T69 Collapse

Young Fathers - Toy
特別編
FKA Twigs出演!
Apple CM HomePod - Welcome Home by Spike Jonze



アイデアやイマジネーションが詰まったスペシャル特殊パッケージの数々。
細部へのこだわりを手に取って感じられるのは、デジタルにはない魅力の一つ。

Kamasi Washington “Heaven and Earth”
パッケージ中央面の上部に切込みを入れると… 隠れたDISC3が登場!!

Aphex Twin “Collapse EP”
ギラッギラのシルバースリーヴ。
質感の違いにより立体的に浮かび上がるロゴ。近くでよく見てほしい1枚。



Oneohtrix Point Never “Age Of”
各パーツの重なりで完成するレイヤードパッケージ。

Autechre “NTS Sessions.”
LPは12枚組、CDは8枚組の超絶ボリュームBOX SET。



V.A. “Brainfeeder X”
ロゴの形でカッティングされたスリーヴからレーベルロゴも手がけたチャールズ・ムンカ氏のアートワークが見える。


これはもう社員全員一致の一択でした。

Ross From Friends
レイブ生まれ、ハイエナジー育ちの逸材が、2018年〈Brainfeeder〉からついにデビュー!

Ross From Friends
Ross From Friends でんでん太鼓ver.もあるよ!
Family Portrait Family Portrait



国内盤に付いてくる帯。
開封と同時にはがされてしまう帯だけど、じっくり見てみるとこだわりが詰まっているんです。

帯オブザイヤー


日常の中に好きな音楽をこっそり忍ばせることができるアーティストグッズ。





一生心に残るライブ。
その日その時にしか起こらないアーティストが生み出す熱狂の瞬間を今年もたくさん焼き付けて。

George Clinton @SONICMANIA&SUMMER SONIC
〈Brainfeeder〉の一員となった御大。圧巻のステージでフェスのハイライトとも言える最高&最熱の瞬間を見せつけた。
Flying Lotus @SONICMANIA
主宰レーベル〈Brainfeeder〉ステージでは3D映像を使ったライブを披露!

The Lemon Twigs @O-EAST
カリスマ性溢れる動きで目で楽しませ、上質な厚い音で耳で楽しませ、2人が天才兄弟であることを再確認させられた夜。エモーショナルな新譜の楽曲が染み入るパフォーマンス。
Tune-Yards @FUJI ROCK FESTIVAL
力強い摩訶不思議サウンドがフジのRED MARQUEEを満たす!そのあまりの衝撃と最高具合に現場、そして生中継勢までもが騒然。
待望の初単独公演決定!!2019.02.21 THU WWW X

Starcrawler @CHELSEA HOTEL
初来日にも関わらず、全5公演がSOLD OUT。フジロックではさらにパワーアップして帰ってきてくれました。
Louis Cole @WWW X
超絶演奏とファンクネスとグッド・ミュージックそして爆笑が会場を包んだルイス・コールワールドが全開のライブ!

Oneohtrix Point Never M.Y.R.I.A.D. @O-EAST
世界の主要都市で即完となっている本公演は自身初のバンドセット。分裂巨大スクリーンやダンサーの登場と、特別な一夜となった。
yahyel @O-EAST
ライブバンドとして進化した様を観客に見せつけたワンマン公演。今までの自分たちを蹴り飛ばし今後の表現へのさらなる可能性と強い意志を感じさせるパフォーマンス。
2019年も注目の来日公演がたくさん!

Deerhunter / Gang Gang Dance / Ex:Re
4AD presents “Revue”

大阪:2019/01/21 BIG CAT
名古屋:2019/01/22 ELECTRIC LADY LAND
東京:2019/01/23 O-EAST
JUNGLE Guest:小袋成彬/Yaffle
東京:2019/01/31 WWW X


大好きなアーティストの新作や、数年ぶりの来日公演。
私たちファンはその日をいつも心待ちにしている。
2018年に久しぶりに帰ってきてくれたこの人たちに、心から「おかえりなさい」を!

Gang Gang Dance
7年の沈黙を経て復活!最新作「Kazuashita」を提げ10年ぶりの来日も決定!
The Breeders
伝説の名盤『Last Splash』のメンバーが集結し10年ぶりの最新作「All Nerve」をリリース!

Interpol
4年ぶりの最新作「Marauder」リリース!そして13年ぶりの単独来日公演では1stアルバムの再現ライブも披露!
Chilly Gonzales
傑作人気シリーズ『Solo Piano』の最終章となる『Solo Piano III』が6年ぶりにリリース。ドキュメンタリー映画『黙ってピアノを弾いてくれ』も公開!
T2 Trainspotting
20年ぶりに帰ってきた4人に興奮止まず!Young Fathersが楽曲提供をし、ダニー・ボイル監督をして「映画の心拍」と言わしめた。



一目でその作品に強いインパクトを与えたり、作品が持つメッセージを暗示していたり、イラストやフォト作品がジャケットで果たす役割は大きい。

Belle And Sebastian
“How To Solve Our Human Problems”
Young Fathers
“Cocoa Sugar”

Joe Armon-Jones
“Starting Today”
Thundercat
“Final Fight”

Thom Yorke
“Suspiria Music For The Luca Guadagnino Film”
Uniting Of Opposites
“Ancient Lights”

日々音楽と共に過ごしている、あの人の今年の3枚。
2018年は、どんな1年だったのか?
今年の3枚をバイヤー/ライブ会場スタッフ/アーティストの方々に選んでもらいました。



HMV 寺町知秀
ローソンHMVエンタテイメント商品本部にて
洋楽バイヤーを担当

KHRUANGBIN
"Con Todo El Mundo"
仙人掌
"Boy Meets World"
THE EREXIONALS
"Where Is The Rest Room?"

手法としての新しさを打ち出すより、過去の音楽の再構築が主流になりつつある今。クルアンビンは90’Sリバイバルの流れで言うと、モンド/ラウンジやレア・グルーヴへのオマージュかな?と勘ぐりましたが違ってました。タイ・ファンク〜東南アジアン風味に加えて、新作は中東〜アフガン音楽に接近するなどオルタナ・エキゾ感が増してきた感じ。チルでサイケでフレッシュ。つまり最高ってやつ。MONJU/DOWN NORTH CAMPのMC仙人掌2作目は、急逝した盟友FEBBへの追悼で幕を開ける。悲しみに暮れるのではなく、そこから踏み出したタフな一歩で。痺れました。この国のラップ・シーン屈指のリリシスト仙人掌のWORLDは、まるでノワール小説を読んでいるかのようで、ヒリヒリしたそのリリックはハードコアそのもの。アーバン極まりないDJ SCRATCH NICEのビートも完璧。THE EREXIONALSを知ったのは割と最近。ポーグスへの敬愛をヒシヒシと感じる楽曲はもとより、こんなむき出しの音楽に出会ったのはひさしぶり。聴くたびにメリケンで殴られるような衝撃。ストリートの強烈にヤバイことや、赤裸々な感情を綴った歌に何度も突き刺されます。このバンドはぜひ覚えておいて下さい。


Tower Records 渋谷店
武田晃

TOWER RECORDS 渋谷店
インディロック・バイヤー

BILL RYDER-JONES
"Yawn"
PARQUET COURTS
"Wide Awake!"
THE AMAZING
"In Transit"

ストリーミングの普及のおかげで昨今は本当にいち早く色々聴けるようになってバイヤーの僕でもまぁまずは聴いてみてからフィジカル買うが定着。それを踏まえ、今年の年間ベストを選出する上で基準になったのがこの先数年聴くシンプルで普遍的なものであるかどうか。
まずはビル・ライダー・ジョーンズの4作目。元ザ・コーラルのソロ作だけどまぁこれがUS、UKインディの旨味だけをうまく抽出した極上盤。昨年のシガレッツ・アフター・セックスみたいなメランコリックなシューゲもありの個人的にめちゃくちゃ好きなやつ。次点はパーケイ・コーツ。シンプルじゃないじゃ無いですか?ってツッコミはスルーして、最高。元々土臭いガレージバンドがデンジャー・マウスを迎えると妙に洗練されるって事は2〜3年に1回ある事だけど、今作はウルトラ・キラー・チューン「Wide Awake」によってNYハウスな空気もあり最高。フジロックも最高。そして最後の1枚がスウェーデンのバンド、ジ・アメイジング。語りたい事はまだまだいっぱいあるけど長文になり始めている都合上とにかく素晴らしい。とだけ言っておきます。聴いてみてください。ちなみにベスト・トラックはラナ・デル・レイの「Venice Bitch」。


diskunion 澤田裕介
ディスクユニオン新宿インディ・オルタナティヴロック館 店長
80’s/90’s/00’sロックのCD/レコードの買取お任せ下さい!

YO LA TENGO
"There’s A Riot Going On"
KHRUANGBIN
"Con Todo El Mundo"
LEONARDO MARQUES
"Early Bird"

同世代のオルタナを代表するバンド達が解散や活動休止で歩みを止めるなか、一度も立ち止まらずにマイペースに自分たちのやりたいことをやって傑作をリリースしつづけるYO LA TENGOはやっぱりすごい。今回の来日ツアーも東名阪に加え坂本慎太郎と共演の追加公演まで全て観に行ってきましたが、セットリストの4分の3以上が毎日入れ替わるライブを楽しそうにこなす彼らはやっぱり音楽を愛しているし、音楽にも愛されているなあとあらためて実感しました。東南アジアから中近東まで世界各地のエキゾチックな音楽に影響をうけたメロウなファンクを奏でるKHRUANGBINは夜の砂漠を彷徨っていて辿り着いたオアシスで流れていそうなサウダージ感満点なサウンドで、10年後もインスト作品のマスターピースとして語り継がれる予感がします。来年3月の来日公演にも期待が高まります。ヴィンテージ機材専門店で働いていたブラジルのSSW、LEONARDO MARQUESの3rdアルバムは12月にリリースですが、細野晴臣の曲をヴィンセント・ギャロが録音したようなヴィンテージ機材独特の響きと揺らぎのあるサウンドが素晴らしく音フェチをも唸らせること間違いなし。


代官山蔦屋書店
河原陽子

代官山 蔦屋書店 音楽フロア バイヤー
フェアやイベントも企画

SNAIL MAIL
"Lush"
PHUM VIPHURIT
"Manchild"
VULFPECK
"Mr. Finish Line"

2018年、デビュー・アルバムの良作が多かった印象があります。近年女性SSWが注目される中、USローファイの神童スネイル・メイルには1番惹かれました。あどけない顔立ちからは想像できないギターテクニック、伸びやかに響くサウンド。若干18歳にして名門マタドールと契約したのも納得です。
雑誌でも特集が組まれるなど「アジアの音楽シーン」がより注目された年。中でもタイのプム・ヴィプリット。懐かしさの中にも新しさを感じる、メロディーセンスと唯一無二の歌声がキュートです。その一方でワンオートリックス・ポイント・ネヴァーのような聴覚・視覚で楽しませてくれる“トータル・アート”なステージに心底圧倒されました。電子音楽とデジタルアートの祭典「mutek」など今後も注目していきたい分野です。
最後に、LAのミニマル・ファンク・バンド、ヴルフペックはさら磨きがかかり、ポップ〜ソウルファンまで魅了する新作だったと思います。まだ聴いたことがない人に是非お薦めしたいです。


BEAMS RECORDS
廣瀬麻美

ビームス レコーズ ショップマネージャー兼バイヤー。
店頭で接客をしながら、バイイング、販促イベントの企画などを担当しています。

EVERYTHING IS RECORDED
"Everything Is Recorded By Richard Russell"
KHRUANGBIN
"Con Todo El Mundo"
DEENA ABDELWAHED
"Khonnar"

サブスクリプションとフィジカルとの棲み分けが加速した2018年、テキサスの3ピースバンドKhruangbinの脱力系ファンクは店頭でロングセラーになりました。シンプルなサウンドながら純粋にメロディセンスや音のバランスなど細かな配慮が成されているからこそ、多くの人の琴線に触れたのだと思います。UKに目を移すとEverything Is Recordedが反響大でした。現行ソウル、ダブの醍醐味が凝縮された内容で、細かな所まで耳を向けるとゴスペルやレゲエの絶妙なセンスのサンプリングが差し込まれていたりと、過去のブラックミュージックを讃えつつ、未来に推し進めている様に感じたものです。一方で、豊作だったテクノの中では年末に届いたチュニジアの女性プロデューサーDeena Abdelwahedがインパクト大でした。インダストリアルな質感を基調に、複雑なリズムパターンやアラビア語と思われるエキゾチックなヴォーカルを配したりと、リスニング的な観点からも創意工夫が凝らされた作品。こうした辺境から生み出されるダンスミュージックでは〈Voodoohop〉周辺やNicola Cruzといった南米スローテクノ系の勢いも凄まじかったりと、来年以降も新たな発見が得られそうです。


TECHNIQUE
佐藤吉春

レコードショップ「TECHNIQUE(テクニーク)」及びディストリビューター「EFD」代表。
DJ DASHA

APHEX TWIN
"Collapse EP"
DO OR DIE
"Imposible Materia"
FUMIYA TANAKA & KUNIYUKI
"A Round About Route"

2018年はサウンド的には混沌とした一年でした。ようやく日本も変革の始まりかもしれません。海外のシーンでは2.3年前から流行している、デトロイト的エレクトロ、ローハウス、レイブ、ブリープテクノ、硬質でストイックなミニマルテクノのなど90年代的サウンド取り入れたものがようやく日本のシーンでも受け入れられるようになってきたかなと感じます。ルーマニアを象徴とする東欧や、ドイツの名門レーベルPerlon的なミニマル・ハウスの人気も相変わらずですが、そのシーンにいたアーティスト達による、積極的にトレンドを取り入れた面白いリリースが多かったです。また、若いDJやプロデューサー、レーベルは音的に柔軟さがあり、いろいろな音楽的要素を取り入れたハイブリッドな内容が多く特徴的でした。クラブシーンも一回りしたと感じます。ヴァイナル・オンリーのリリースも相変わらず多く、デジタルリリースのみでのDJとアナログもチェックしているDJではセット内容には大きな乖離があり、チェック量が多いDJの方が奥深い選曲をしていると改めて感じた一年でした。


FLAKE RECORDS
和田貴博

大阪のレコードショップFLAKE RECORDS代表。
愛称はDAWA(ダワ)。自主レーベル「FLAKE SOUNDS」を主催し、自主イベントのオーガナイズまで仕事は多岐に渡る。
「死ぬまでに行くべき27のレコードストア」にも選出されている。

PARQUET COURTS
"Wide Awake!"
TEMPALAY
"なんて素晴らしき世界"
PIG DESTROYER
"Head Cage"

毎年言ってる感じもしますし、来年も言う気がしますが、やはりサブスクリプションのあり方と、アナログレコードのあり方がどんどん溶け合っている感じがします。その速度感、手軽さ、ライブラリーが手の中に、なサブスクの圧倒的利便性。カタログ力。相反する所有感、ものとして愛でる、触れる、飾る、そしてそのモノに刻まれた溝から音が出る。その根本的な魅力が、やはり何者にも代えがたいと言う事で存在感を増すアナログレコード。わたし個人はレコード屋であり、販売するのはフィジカルのレコードなので、この両者の関係に少し敏感になっているかもしれませんが、日々共存するパワーが増している気がします。そんな雑観と、音楽的に関しては、ここ数年続いている感じで、女性のオルタナ系のSSWの作品に魅力的なものが多い感じがしています。それがボーイジーニアスにより一つの到達点があった様にも。ベテラン系の新譜は、きちんとこの時代と共鳴するモダンなセンスを多分に感じる作品に、あらためて凄さを感じますし、HIP HOP勢の面白さ、〈Brainfeeder〉がやたら加速している感じなど。まだまだ音楽が楽しいです。


record shop BIG LOVE
石動丸倫彦

record shop Big Love エレクトロニック部門バイヤー、三宿WEBにてパーティー「FISH」「CLOWN」オーガナイズ、雑誌「border magazine」執筆等。

PARQUET COURTS
"Wide Awake!"
BUTTECHNO
"Cherskogo Drive"
THE SAMPS
"Breakfast"

2018年はShameやSorry、Goat Girl、Insecure Men、Horsey etc、、、。若く新しいUKバンドに魅了されつつや、整理しきれない世界中からのリリース量に圧倒される毎日だった。UKの音楽に比重を取られた中USで印象に残ったアルバムは老舗〈Rough Trade〉からのParquet Courts『Wide Awake!』。ポスト・パンクから90sロック、テクノ、ラップまで幅広い音楽知識を持ったボーカル A. Savageが今の時代にあえてインディ・ロックを選び時代にフックする姿に感銘を受けた。彼らの後輩BODEGAのデビューアルバム『Endless Scroll』も大好きな1枚となった。
エレクトロニックではロシアのButtechno。ロシアと彼独特のクールながらも熱意ある視線でミニマルをストリートへと新たに解釈し直す才能に脱帽、全作品に一々新たな驚きを得て感動した。UKのJohn T. Gastにも同じ勢いを感じ全作即購入。
3度のグラミー受賞プロデューサー、プロのラップマニア兼レコード店主、ビール屋メタラーのマスター三人組、Ariel PinkやNite Jewel周辺のThe Sampsが2010年のデビュー以来遂にリリースした1stアルバムは既に今年一番聴いたはず。シーンなど関係なく新旧網羅したアメリカン・ポップカルチャーの空気と共に純粋な音楽的快楽を全編に溢れさせた大名盤。


珍屋 松林弘樹
珍屋立川2号店 店長

MARIE DAVIDSON
"Working Class Woman"
JEREMY DUTCHER
"Wolastoqiyik Lintuwakonawa"
DAVID BYRNE
"American Utopia"

公用語としてフランス語の比率が多いケベックを筆頭にカナダの音楽家たちから、ジャンルを問わず面白い作品が発表された。主に、ハイチやグアドループ、マルティニーク等のカリブ海周辺と、コンゴ共和国やジンバブエ、ガーナ等のアフリカにルーツを持つミュージシャンたちは、カナダ国内でのコミュニティーを尊重しつつも、L.A.やN.Y.等のアメリカの音楽家たちと軽快にコラボレーションを重ねて新しい音楽を届けてくれた。モントリオールやトロント、バンクーバー各地のジャズ・ミュージシャンやエレクトリック・ミュージックのトラックメイカー、インディーロックバンドのメンバーが緩やかに繋がることで、新しいリズム構造やハーモニーを現在進行形で提示している。カナダ国内の移民政策や人権問題の変容が音楽文化の多様性に結実していて、来年以降も新しい音楽が生まれそう。ライヴにおける多様性で新たな驚きを受けたのは、14年ぶりの新作を発表したデヴィッド・バーンだ。計算し尽くされたステージングで行われるライヴをリスナーが体感することによって、アルバムで暗喩されたメッセージとサウンドが完結されるコンセプチュアルなツアーは、これからの音盤とライヴの新しい関係性を示してくれた。


more records
橋本貴洋

大宮のCDセレクトショップmore recordsマネージャー。
オリジナルレーベルや定期開催のインストアライブ、店外イベントを開催。
通常のCDショップの枠を超えて「音楽との出会い」を提供。
今年、ネット上に音楽好きが集まる場所『モアレコラボ』もスタート。

LEON VYNEHALL
"Nothing Is Still"
MR. TWIN SISTER
"Salt"
ROSE DROLL
"Hush"

2018年、お店での会話の中でも一番多かった話題は「ネットで音楽迷子になっている」。
普段の生活の中で時間をかけてネットで探す時間が無い分音楽から離れてしまうことも多いらしく、聴く術が多様化する今の時代だからこそ「アテンドする事の重要さ」を改めて実感する年となりました。
今年の衝撃はディープサンプリング・ハウスの名手、Leon Vynehallのデビュー盤。〈Ninja Tune〉へ電撃移籍して発表された今作は、芸術的なアートサウンドを聴かせてくれる素晴らしい作品。大所帯編成のストリングスによって彩られる美しく妖艶なサウンドに惚れ惚れしました。MR TWIN SISTERは新作を待ち焦がれていたバンド。前作のシティポップ感の流れはキープしつつも、今のサウンドにアップデートされた作品でお店でも人気です。そして2018年の年末に飛び込んできたサンフランシスコのシンガーソングライター、Rose Drollのデビュー作。10年前のチェーン店時代なら迷わず大展開!な、ジャンルを横断してSSWとトラックメーカーの要素を併せ持つ彼女。試聴機でやられてしまうパターンですね。


WWW / WWW X
ブッキングディレクター 三條亜也子

渋谷スペイン坂のライブスペースWWW、WWW X ブッキング

JOE ARMON-JONES
"Starting Today"
折坂悠太
"平成"
NONAME
"Room25"

EU離脱前夜のイギリス首都ロンドンにおける多民族、多文化の豊かな香りがストリートでスリリングに結実(Joe Armon-Jones 『Starting Today』)、予め終わる事が告知された元号をタイトルに据えた、島国における淡い共有の観察と開放(折坂悠太『平成』)、地球上のホテルからホテルを移動したそのroomで眠り起きる25歳の、他者との境界線の浸透圧(Noname『Room25』)。
これらの作品は疑いようなく唯一の人間たちの出会いや重なりが生んだユニークな産物であり、同時にいまこのときという不可逆で目に見えない時代が生み落としている街や日々のアノニマスなワンシーンでもあるということ、そのどちらも同時に確かだと想像させてくれました。音楽にまつわるワードやタームや文脈からひととき少し離れ、ここやそちらの今や昨日、明日あたりを感じる、そして心が動く、そういう3枚を選ばせて頂きました。


TSUTAYA O-EAST
宮川仁美

渋谷のライブハウスTSUTAYA O-EASTで日々働いています。

SOCCER MOMMY
"Clean"
KHRUANGBIN
"Con Todo El Mundo"
GANG GANG DANCE
"Kazuashita"

ここ最近、Courtney Barnett、Snail Mail、Mitskiなど女性のSSWの活躍が目立つ中でも、ソフィー・アリソンことSoccer Mommyはごくごく普通の女の子という感じがするが(実際に彼女はアヴリル・ラヴィーンが好きでツアーをするなら彼女としたいとか)初のスタジオアルバムとなる「Clean」は90年代オルタナを感じつつも彼女の類まれなるメロディーセンスが秀逸。まだ21歳、これからが楽しみ。
60〜70年代のタイ音楽や東南アジアのポップ・ミュージックに影響を受けたというKhruangbin、ソウル/ファンクにエキゾチックをプラスするとなんだか懐かしいサウンドに。ミッドナイト・ファンクと言われる通り、ゆるい感じが心地よい1枚。アルバム収録曲「Evan Finds the Third Room」MVのおばさんのインパクトが強すぎてこの曲を聴くと、ふふ、となってしまう。必見。
そして7年の沈黙を破って活動を再開させたGang Gang Danceの最新作 “Kazuashita”。正直彼らが活動を再開すると聞いて驚いたし、あの尖鋭的な、強い個性を持つ彼らがどうなっているのか期待しつつ不安もあった。が、そこは流石というか、より洗練され叙情的なサウンドになっており、アルバムジャケットの様などこか世界の果てのような壮大な情景さえ浮かんでくるのである。


agraph

APHEX TWIN
"Collapse EP"
ELI KESZLER
"Stadium"
RAIME
"Am I Using Content Or Is Content Using Me?"

なんだか今年はアウトプットばかりでした。いつにも増して新譜を追わず、ともすれば全然音楽を聴かなかった1年でありました。思い起こせる音楽聴取体験としては、疲労困憊の折に半世紀前の名も知らぬ現代音楽を垂れ流しながら一人、木の虚みたいな顔になっていた事ばかりでございます。
あ、あとライヴ。こんな事ではいかん、といくつかライヴに伺わせていただきました。バスレフポートみたいな顔してたと思いますが。LIQUIDROOMでのfour tetと、山本哲也さん作曲「Canut」の初演は大変素晴らしかったです。また『2001年宇宙の旅』IMAX上映も明記すべき体験であったと思います。
来年は自作の制作に取り掛かりたく、年の暮れにようやくインプットを開始しながらぼちぼちとやっております。



ROSS FROM FRIENDS
"Family Portrait"
DELROY EDWARDS
"Aftershock"
MODESELEKTOR
"Modeselektion Vol.04"

DJとして2018年を振り返ると、所謂ロウハウス周辺として括られていたマシーン懐古とも取れるハウスやテクノを作る同世代のDJやプロデューサーたちがアンダーグランウドヒーローたちと並び、頭角を表しているということがついに日本まで届き始めたな、という年でした。海外のフェスでは少し前から大舞台に並んでいる様子がインターネットを通じて知ることができていましたが、渋谷周辺のクラブは毎週末のように、そして日本の大型フェスにも登場したというのがそう感じた理由です。
〈Lobster Theremin〉などからリリースしていたRoss From Friendsの『Family Portrait』が〈Brainfeeder〉からリリースしたのは驚きもありましたが、アーティストらしさがしっかり残る内容で印象的でした。
また、〈L.I.E.S.〉からリリースされたDELROY EDWARDSの『Aftershock』が通して聴いたり、フロアでかけることも多かったアルバムの一つです。シカゴハウスを感じる縦のグルーヴ感と、シンプルかつマッドなマシーンハウスが詰まっているのにアルバムとして通して聞けるキャッチーさがあるのがポイント。
そしてModeselektor監修のコンピ『Modeselektion Vol. 04』はModeselektorあっぱれでした。御所から新人までギュギュッと詰まってどれもかっこいいし、お得感。錆びないアンテナに一本取られた。


石毛輝
Yap!!! / lovefilm / the telephones


2005年に結成されたthe telephonesのフロントマン。
現在はYap!!!のフロントマンとしても活動中。
Yap!!!は9月5日に2nd mini album「Monochrome」とコラボレーションep「Bichrome」を2枚同時リリース。
the telephonesは来年メジャーデビュー10周年を迎え2月からツアーを開催する。

ONEOHTRIX POINT NEVER
"Age Of"
MARK PRITCHARD
"The Four Worlds"
PORCHES
"The House"

2018年という時代はここ2,3年で起きた色々なものがひとつ定着したという感じがします。
サブスクリプションを始めとした新しい音楽の聴き方や入場料無料のイベントの増加などが自分の周りにすごく増えた気がします。
いわゆるシンガーソングライターもアコースティックなモノよりエレクトロニックなモノ、宅録といいいましょうか全楽器を自分でやる人を指す言葉になったなと。また音楽を「このミュージシャンが好きだから、この人が影響を受けた人の音楽も聴こう」というものと「いい曲を1曲単位でプレイリストに突っ込んでシャッフルで聴こう」が混在している時代でもあると思います。個人的に購入するフィジカルはカセットが増えました。これは決してネガティブな事だと言いたいわけではなく、時代の変わり目を生きているんだなと実感させてくれる出来事だと思っています。その中で今後自分がどういう音楽活動をしていくべきなのか、とても考えさせられます。今年も良い作品がたくさんでしたが、溢れるピュアネスと真摯な姿勢に特にビビッときた3枚を選びました。
2019年もどういう音楽に出会えるか楽しみですし、自分がどういう音楽を作るかも楽しみです。


たなしん

グッドモーニングアメリカベーシスト。
YouTubeチャンネル「タナブロ」を開設しMusician YouTuberとしても活動中。

CONNER YOUNGBLOOD
"Cheyenne"
KAMASI WASHINGTON
"Heaven and Earth"
V.A.
"Brainfeeder X"

僕はBeatink発信の音楽が心地よいのです。2014年Flying Lotus『You’re Dead』を聴いたときに「...?」と小さな波紋の様に生まれた「何か」が今年いよいよ明確なイメージとなって浮かび上がってきて、、そんな感覚がある中で、サマソニ&ソニマニでブレインフィーダー勢やカマシのライブを観た時、その答え合わせが出来ました。彼らの作品やライブからは、明らかに大きく変わろうとしている世界を宇宙規模の精神性と強いフィジカル、今の時代に適したユーモアで進化させようとしている様がハッキリと感じられます。そこにチューニングすると心地がいいのです。自分のYouTubeチャンネルでサンダーキャットと話したときの「feeling」という言葉が印象深く残っていて、これから進む時代と自分がどう関わっていきたいかを「feeling」する為の環境づくりが大切だと感じています。そんな訳で字数の関係で多くは語れませんが去年リリースされた原摩利彦さん(ライブ最高だった)とConner Youngbloodはほぼ毎日聴いています。Beatink発信の音楽が本当に心地よいのです。来年もお世話になります!


\ 2019年もどうぞよろしくお願いします!/