Chapters

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Anchorsong

RELEASE: 2011.11.28

LABELS:

CD 国内盤

BRC-309

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デビューから4年という歳月を経て、待望の1stフルアルバム『Chapters』ここに誕生!

ミニマルでありドラマチック!数々のライブで培われたスキルと表現力を一枚に凝縮!!アンカーソング のすべてが詰め込まれた1stフルアルバムにして“一つの到達点”というべき大傑作!

どんなアーティストであっても、1st フルアルバムを発表する前に4年半の歳月をかけて三枚のミニアルバムをリリースするということは、端から見ればものすごく作業が遅いか、単純にミニアルバムというパッケージが好きかそのどちらかだと予想されるのではないか。アンカーソングこと吉田雅昭の場合はそのどちらでもなく、意図的にフルアルバムを発表することを避けていたと語る。「1st EP『The Storyteling EP』を発表した直後から、“全曲インストで、最初から最後まで一瞬たりとも飽きずに聴ける一枚”というコンセプトでフルアルバムを制作する構想をはっきりと決めていた」そう彼は説明する。それは彼自身のレコード棚にある数多くのインストアルバムが達成できなかった高いハードルでもある。“通して聴きたくなるインストアルバム” の定義は『各楽曲の作風は異なりつつも一貫したテーマが全曲にあるもの』と彼は捉え、それを模索するなかで二作目の『The Bodylanguage EP』と前作『The Lost & Found EP』が生まれた。三枚のミニアルバムを発表した彼は、自身の楽曲に個性はあっても、テーマ性が欠けているという思いを抱く。3年半前に活動の拠点を東京からロンドンに移した理由の一つは、その欠けているものをロンドンの刺激的なシーンで見つけたいということであった。その結果作り上げられた1st アルバム『Chapters』は、彼自身が“全てのエレクトロニックミュージック・クリエイターにとってこの上なく刺激的なシーン” と表現するロンドンでの経験なしでは生まれ得なかった作品になった。
「今回の作品のテーマは、『ミニマルであり、ドラマチック』」と本人が語るように、今作では繊細さと大胆さを合わせたドラマチックなメロディにミニマルなリズムが同居している。ミニマルという表現は、彼がライヴ・パフォーマンスの中で黙々とMPC2500 でループを作り上げていくスタイルの根幹であり、攻撃的な「Ghost Touch」やスウィートな「Darkrum」、UK アンダーグラウンドのテイストが漂う「Plum Rain」。それぞれ振れ幅がある楽曲群にひとつのバックボーンを持たせている。アルバムタイトルの「Chapters」からは、各章ごとに異なるストーリーを展開しながらも、全体的にブレない、筋の通ったひとつの大きな小説として完成している作品、そんなニュアンスを含んでいる。「自分にとって数少ない “通して聴きたくなるインストアルバム”の一つに仕上がった」本作はこれまで世に生み出されて来た数多くのインストアルバムとは一線を画している。これから先、個性的な楽曲を生み出しつつも変わらないスタイルを備えたライヴ・パフォーマンスを続けていくであろうアンカーソングを語る上では、絶対に外すことのできない金字塔的作品が、この『Chapters』なのだ。

ライヴアクトとしてのアンカーソングは、ロンドンのシーンにおいてアウトサイダーでありながらも、そのパフォーマンスは常にオーディエンスから歓迎されることとなる。UK で作品をリリースしていなかったにも関わらず、数多くのイベントに出演する機会を得たのは、ライヴアクトとしての実力が現場で評価されたからに他ならない。彼は目まぐるしく変わるシーンの動向には目もくれずに、活動開始時から変わらない『エレクトロニックな音楽を原始的な手法で生演奏する』というスタイル、言うなれば彼自身のルーツと向き合うことで“ANCHORSONG” の存在意義を確かなものとしていった。その結果、“通して聴きたくなるインストアルバム” の定義である個性的な作風に加え、確固たるスタイル=“一貫したテーマ” を見つけ、満を持しての1st フルアルバム『Chapters』 がリリースされることとなった。